寝室のインテリア、子どもと暮らす寝具の選び方【布団編】

こんにちは!整理収納アドバイザーのすぎたともみです。

フローリングに布団スタイル

お子さまのいるご家庭の寝室づくりでは、「ベッド」にするか、「布団」にするか、どんな寝具を選ぶか、すごく迷いますよね。更に寝具は大きな買い物でもあるので慎重に選びたいところ。「ベッド」も「布団」もそれぞれメリットとデメリットがあるので、ご家庭のライフスタイルによっても向き不向きがあります。

今回は、布団派の私が「布団」のメリットとデメリット、寝具選びのポイントをお伝えします。

「布団」のメリット

・移動がしやすい

持ち運びやすい布団

「布団」は「ベッド」に比べて移動がしやすいので、家族の変化に対応しやすいです。

子どもの誕生で家族が増えたり、お子さまの成長に応じて寝室を変えたり、体調の悪い家族と寝室を分けたい時なども、布団であれば女性一人でも持ち運びができます。また、畳んでしまえば部屋のスペースを広く使えますね。

・睡眠中に転がり落ちる心配がない

布団の下にすのこ

ベッドのように高さが無い分、寝ている間に転がり落ちる事故を避けられます。小さな赤ちゃんをベッドに寝かせる場合はベッドガードが必要になりますが、布団の場合はそういったアイテムも不要になりますね。また、掛け布団が床にずり落ちることも避けられます。

・洗濯や天日干しができるのでお手入れがしやすい

すのこで干す布団

マットレスでは難しい天日干しがしやすいのも布団のいいところ。小さなお子さまはおねしょや嘔吐などで汚してしまうことがありますが、布団の方が洗濯へのハードルが低いのではないでしょうか。

「布団」のデメリット

・毎日の上げ下ろしや収納場所の確保が必要

畳んだ布団

部屋のスペースを有効に使いたい方は、毎日布団の上げ下ろしという作業ができてしまいます。また、布団を収納するためには、奥行きの深いスペースが必要になります。

・湿気対策が必要

布団,湿気

人は冬でも睡眠中にコップ1杯分の汗をかくと言われているので、湿気がこもったまま布団を放置してしまうと、カビが生えやすくなります。毎日押入れなどに布団を収納する場合は、押入れ内にも湿気対策を。特にフローリングの床に布団を敷く場合は、敷き布団の下にも湿気取りシートやすのこなどの対策が必要になります。

・床とほぼ同じで寝るため、埃や寒さが気になることも

空気清浄機

床の近くは埃の影響を受けやすいため、こまめな掃除が欠かせません。ハウスダストに敏感な方は、空気清浄機の導入も検討しましょう。また、低い位置で寝ることになるので、冬場は冷気が気になるケースも考えられます。

布団派の寝具選びのポイント

ポイント1. 子どもの成長を予測してサイズを選ぶ

布団

赤ちゃんの頃はベビーベッドやベビー布団を使う方が多くいらっしゃいますが、2~3才頃にはサイズが小さくなり、布団の見直しが必要になります。お手入れのしやすいウォッシャブルタイプのジュニアサイズ布団もありますが、カバーの種類が少ない事や、成長に応じて再び布団の買い替えが必要なことも想定しなければなりません。

その為、我が家では子どもにも大人と同様のシングルサイズの布団を使っています。小さなうちから敷き布団を分けることは、大人もゆったりした姿勢でスペースを使えるので、安眠につながります。

枕についても、高さを調節できるタイプを使用することで、体の成長に合わせたサイズ変更ができるようにしています。

調節できる枕

ポイント2. 日々のメンテナンスをラクに

防水シーツ

おねしょや嘔吐、鼻血など、小さなお子さまが寝具を汚してしまうことってありますよね。ウォッシャブルの布団や枕を選ぶ、もしくは防水シーツを活用することで、家事の手間は軽減できます。

シーツやカバーの洗い替えをたくさん持つ必要はありませんが、夜中に汚してしまった時などのために予備が1セットあると安心ですね。

ポイント3. 布団の湿気対策をする

すのこ

冬の睡眠中にも人は汗をかきますし、夏場は更に量が増えます。カビやダニの発生を抑えるためにも、布団に湿気を溜めない対策をしましょう。こまめに天日干しができればいいのですが、天気や労力を考えるとそうもいきませんよね。そんな時、敷き布団の下に除湿シートやすのこを使うことで対策ができます。

また、マットレスタイプの敷き布団の場合、立て掛けて湿気を逃がすこともできるので、干す手間は軽減されます。

マットレス,敷き布団

いつも清潔で安眠できる寝具は、家族の健康づくりにもつながります。お子さまとの暮らしに、フレキシブルに対応できる寝具選びをしてみて下さいね。

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