デキる収納のポイントは、◯◯を意識すると劇的に使いやすくなる!

こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上 のぞみ です。3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人、時々保護猫と暮らしています。

いるものといらないものの「整理」はできたけど、「収納」がうまくいかない!今回はそんな方に意識してほしいポイントをお話ししていきます。

収納は必ず「動線」を意識して。

「収納がうまくいかない」と感じている方によくあるのが、「これはこの棚にサイズがぴったりだからここに置こう。」とモノを軸にして収納場所を決めてしまうケース。収納場所は、モノではなく人を軸にして決めていくと、劇的に使いやすくなります。

そこで必ず意識してほしいのが「動線」。自分や家族の動線をより具体的に、より緻密にイメージできるようになると、おのずと収納上手になりますよ。

モノの散らかりの前に動線の散らかりを見直す。

まずは自分の動線をとことん思い出してみましょう。

  • 文具を出して、使う場所まで持っていく。使い終えたらまた収納場所まで持っていく。使う場所と収納場所、何歩歩きましたか?
  • 家を出発する間近に「マスクを忘れた!」さて、取りにいくまでどのくらいかかりますか?

なんてことない日々の動作も、収納場所までの距離が遠ければ遠いほど億劫になってしまいます。これは「動線の散らかり」が原因。しっかり動線を意識し、使う場所の近くに収納しましょう。

「脱ぎっぱなし」から分かる最適な収納場所

家族の「脱ぎっぱなし」や「置きっぱなし」。そんな状況にストレスを感じていませんか?大抵の場合、散らかっているモノはその人の動線上にあります。

帰宅後、玄関に脱ぎ捨てられた上着。

これを逆手にとって、その近くに収納をつくってしまえばいいのです。

玄関にポン、と置くだけの仕組みをつくると3歳児でも簡単にしまえます。

人を変えずに仕組みを変える。散らかった景色から家族の行動を想像する。収納場所を決める際は、探偵気分で楽しんでみてください。笑

マイホームの収納計画は間取りを何度も歩く。

今現在暮らしている家では、実際に動いて動線を確認できます。しかし、これから新築注文住宅やリノベーションでマイホームを計画されている方は、完成するまで実際に確認することができないのが間取り計画の難しいところ。

わたしが住宅の仕事をしていた頃に教えてもらったのは「間取りを歩く」という作業。これはまさに自分や家族の「動線」を確認する作業です。朝、昼、晩。平日、休日。など、様々なシチュエーションを想像しながら何回も歩いてみる。間取り図がある方は、指やペンでなぞりながら進めるとイメージしやすいですよ。頭の中で実際に生活してみると動線が明確になり、どこに何を収納するべきか、それにはどれくらいのスペースが必要か、どんな収納が必要か分かってきます。

今現在のお家で実際に動線を意識して暮らしてみるのも、いい練習になり収納の見直しにもつながるのでおすすめです。

例えば階段のついで掃除ができるように、動線上に羊毛ダスターを。

本当のシンデレラフィット収納はその家族の動線に合った収納

シンデレラフィット収納というとモノのサイズが空間にぴったり合う姿をイメージされる方も多いですが、そこに暮らす人の動線に合っていない場合、本当の意味で収納上手とは言えません。見た目だけを優先すると、そのうち違う場所に置きっぱなしになったりと散らかる要因になります。

動線に合った収納で、暮らしがうまくまわるようになる感覚をぜひ味わってみてくださいね。

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