アタとはインドネシアに自生するシダ科の植物。アタの茎の部分をさいて編み込んでいき、1週間天日干ししたのち、天然木のチップで1週間燻して作られているのがアタ製品です。
その見た目は、シンプルなのに存在感があり、そして軽くて丈夫なので、使い勝手も抜群なんです。コースターやランチョンマット、小物入れなどバリエーションも多く揃っているので暮らしに気軽に取り入れることができます。
インドネシアで作られていると聞くと、アジアンテイストのお部屋にしか合わないのでは?と思ってしまいますが、不思議なことに、和や北欧、モダンなインテリアなど幅広くマッチするアタ製品。今回は、わが家でどのように取り入れているかをご紹介していくので、少しでもその魅力が伝われば嬉しいです!
- 川村亜貴子 整理収納アドバイザー
- 3LDKのマンションに夫と、8才の娘、7才、1才の息子の5人で暮らしています。「ママの日常に1日1時間のゆとりを生み出すスーパーハピネス整理術」を主宰。「家族の幸せはママの笑顔から!」
ameba blog : スーパーハピネス整理術
カフェタイムに
こちらは、ランチタイムやティータイムにピッタリの少し小さめのプレイスマット。コーヒーとお菓子を用意するだけで、くつろぎの時間を演出してくれます。
試しに和食器をのせてみましたが、違和感なくマッチしています。普段の食卓でシーンを選ばずに使うことができるので、とても重宝します。
アタのコースターにガラスのコップをのせると、涼しげでな見た目で暑い季節にぴったり。コースターは、1枚数百円と、手頃な値段で購入することができるので、初めてのアタ製品として家族分や来客用に複数枚そろえるのもオススメです。
パンや果物を入れて
美しい編み目のアタのバスケットは果物との相性もぴったり。果物を入れておくだけでインテリアの一部に。
パンを入れてお料理に添えると、お店のような雰囲気になり食卓をぐっとおしゃれに演出してくれます。
食べ物を入れると、汚れが心配になりますが、ひどく汚れた場合は水で洗うことも可能なので安心して使うことができます。
※販売店によっては水洗いを推奨していない場合もありますので、洗う前に必ず確認してみてくださいね。
アイテム収納に
フタ付きの小物入れも充実していて「さっと手に取りたいけれど見せたくないもの」を入れておくのに使っています。
印鑑やリップクリーム、綿棒など、生活感の出てしまいがちなものをおしゃれに収納することができます。
インテリアの一部に
こちらは先ほどご紹介したプレイスマット。小物を乗せ、ディスプレイの一部として使うこともできます。
インテリアを邪魔せずに、空間にナチュラルさをプラスしてくれます。キャンドルやグリーンなど、お気に入りの組み合わせを見つけてみてくださいね。
インドネシアの職人さんが丁寧に作り上げたアタ製品は、日本人が昔から使ってきた「麦わら帽子」や「竹かご」などと通じるところがあり、日本人の暮らしにとてもなじみやすいアイテムだと感じます。
使い始めは、スモーキーな独特の香りがするのですが、何日か経つと気にならなくなっていきますので安心してくださいね。手づくりならではの、温もりと繊細さを感じることのできるアタ製品。年月の経過とともにアメ色に変化していく様子も楽しむことができます。
アタ製品はネットショップや、バリ島雑貨専門のお店で買うことができますが、最近ではKEYUCAなどのインテリアショップでも見かけるようになってきました。手づくりのため、同じ製品でも微妙な個体差があり、お店で実際に手に取って自分好みのものを選ぶのも楽しいと思います。
お気に入りを長く使いたい。そんな方にもぴったりなアタ製品。ぜひ、暮らしに取り入れてみてくださいね。