毎日暑い日が続いていますが、夏バテ気味な方はいませんか?私は片付けを進めることで、暮らしが回りやすくなっただけでなく、心にも体にも良い影響を実感しています。今回は夏の疲れに効く片付けという視点でおすすめしたいアクションを4つご紹介します。
- すぎたともみ 整理収納アドバイザー
- 東京都在住。小学生の息子と夫と、夫の両親との二世帯住宅に住んでいます。
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1. 窓周りを片付けて風を通す
家での時間を心身ともに健やかに過ごしたい、と考えたときに、まず取り入れて頂きたいのが窓を開ける習慣です。外からの風で部屋の空気がスッキリし、疲れた心もリフレッシュできます。
片付けのご相談を受けると、窓の周りにモノが積まれ、開け閉めできないお部屋をよく見かけます。夏場の日中はどうしてもエアコンが必須かもしれませんが、朝や夜など涼しい時間帯の換気ならハードルも下がるのではないでしょうか。できれば部屋の2方向の窓を開けて、空気の通り道をつくるのがおすすめです。
2. 出しっぱなしのモノを減らす
次におすすめしたいのが、視界に入ってくるモノの数を減らすこと。目から入ってくる情報を減らすことで、暑苦しさの軽減につながります。モノの整理は、使い勝手がよくなるという機能面だけでなく、気持ちの面にも変化を与えてくれます。
例えば、床に直置きしているモノ。定位置を決めて移動させたり、不要なものを処分したりすることで、毎日の家事動線がぐっとスムーズに。使いづらさからきていたイライラを軽減させることができます。
また、置いているモノが少ないと掃除がしやすく、水回りのカビ対策や食品の衛生的な管理という面でも効果的。部屋の中の障害物が減るので空気の循環もよくなり、エアコン効率もアップします。
3. 睡眠環境を整える
体の疲れを取るためには、睡眠はとても大切です。寝るだけの場所だからと、後回しにせずにぐっすり眠れる環境を整えてみましょう。
今、寝室はゆったり体を休められる空間になっていますか?ベッドに寝転んだ時、どんな景色が見えますか?地震で倒れてきそうな家具がある方は配置の変更や家具の固定をしましょう。地震対策は、精神的にも安心が得られます。
また、壁面のフックやカーテンレールに服やカバンがたくさんぶら下がっている方、インテリア雑貨を飾り過ぎている方は、一旦それらを取り払ってみてはどうでしょう。壁面をスッキリさせると視覚的な圧迫感を減らすことができます。
4. リラックスできる浴室をつくる
心身をリラックスさせてくれる入浴は夏バテ対策にも有効と言われています。暑くなるとついシャワーだけで済ませる機会も増えますが、時々はゆったり湯船につかって体を芯から温める日をつくりませんか?
浴室は、毎日の入浴のほかに、外出後や睡眠中に汗をかいた時も、気軽にシャワーが使えるようにしておきたい場所。まずは使っていない不用品(使いかけのシャンプー類や掃除用品、飽きてしまったお風呂用おもちゃ)の整理から取り掛かってみましょう。スッキリした浴室は掃除もしやすくなり、衛生的に保ちやすくなります。
洗面所にタオルがたくさんある方は、古いタオルの交換を。化粧品の試供品や入浴剤をしまい込んでいる方もこの機会に使ってしまいましょう。
今回は、夏の疲れ対策としてできる片付けをご紹介しました。普段家で過ごす時間が長い方はもちろん、外での活動がメインな方にとっても、家の中を整えることは、心身の健康につながります。できるところから、片付けを進めてみてくださいね。