子供が成長するにつれて、どんどん増えていくおもちゃの数。増えすぎると片付けが大変になったり、持っていることを忘れて遊ばなくなったりすることも。お片付けには「ONE IN ONE OUT」という考え方があります。一つモノが増えたら、一つ手放すことを心掛けて物を増やさないというものですが、子どものおもちゃを処分するのはなかなか難しいことですよね。
おもちゃを増やしすぎないために大事なことは、なんでも買わないための基準を持っておくこと。今回は私がおもちゃを選ぶときに意識している3つのポイントを愛用のおもちゃと一緒にご紹介します。
- キーコン 住宅収納スペシャリスト
- 夫と息子2人の4人で、収納にちょっとこだわった一軒家に暮らしています。収納や動線が暮らしやすさにつながることを実感して、家づくり情報の発信を始めたインスタグラムアカウントKEACON HOMEは、現在4万人を超える方にフォローして頂いています。整理収納アドバイザー1級
Instagram: @keaconhome
1. キャラクターものよりシンプルなデザイン
子どもの心をわしづかみにするキャラクターもののおもちゃですが、子どもの興味関心は成長とともに変化するもの。テレビ放送が終わったら遊ばなくなるような期間限定のおもちゃよりも、長く使える飽きのこないデザインものを選択するようにしています。
子どもたちが小さいころ、ごっこ遊びによく使っていたのが、タカラトミーの「アニア」シリーズ。頭や手足など体の一部が動く動物のフィギュアで、いろいろな動物に関心を持つきっかけにもなりました。
2. 安さよりも安全性と耐久性
子どもが使うものなので、安全性の高さは大前提。おもちゃの値段=安全性というわけではありませんが、買うときは値段だけで飛びつかないように気をつけています。「ちょっと値段はするけど品質が良いおもちゃ」を選んでおくと、結果として兄弟で長い期間にわたって楽しめることが多いので、コスパの面でも悪くないと思っています。
約10年前に出産祝いで頂いた、アンビ・トーイの「ビルディング・カップ」。積み上げてタワーにしたり、中にボールを隠して探す遊びをしたり、おままごとに使ったりと、わが家で大活躍してきました。アンビ・トーイは、オランダの老舗おもちゃメーカー。コップのような単純な構造なので、子どもが小さいときから安心して遊ばせることができました。
3. 使い方次第で遊びの幅が広がるもの
おもちゃを買うときは、決まった遊び方をする「完成形」のおもちゃよりも、手先を使ってクリエイティブな遊びができる「素材」のようなのおもちゃを選ぶようにしてます。終わりがないので、何度でも繰り返し遊ぶことができるし、ほかのおもちゃと組み合わせて遊ぶことができるのが、こういったおもちゃの魅力。一つパーツを失くしても、他のパーツで遊ぶことができるのも長く使うための大事なポイントだと思っています。
小学生になった子どもたちが、よく遊んでいるのがKitwellの「マグビルド」シリーズ。パズルのように平面で遊ぶことも、組み立てて立体を作ることもできる優れもの。付属のスロープを使って迷路のようなコースをつくれば、ボールを転がして遊ぶこともできます。
いかがだったでしょうか。おもちゃを新しく買うときには、飛びつかずに一旦立ち止まることが大切。長く使えるものかどうか考えるひと手間で、増えすぎ防止にきっとつながります。