玄関の近くにクローゼットがあるけど、いまいち上手く活用できていない…そんなお悩みはないでしょうか?我が家は、海外物件なので、そもそも靴箱自体が玄関になく、玄関周りで使うモノの収納場所にずっと頭を悩ませてきました。そんな中、最近やっと玄関周りの収納が使いやすく整ってきたと感じています。今回は、玄関近くのクローゼットを整えるときに参考にして欲しい、3つのステップをお伝えしていきます。
- 南 さやか
- 整理収納アドバイザー
アメリカ在住。10歳、8歳、2歳の子育て真っ最中アラフォーママです。国をまたぐ数々の引越しを経験し、海外でも、賃貸でも、子どもがいたって自分の理想の暮らしを追求したい!という想いで暮らしのコツを発信中。
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1. 何を収納するかを決める
まずは玄関クローゼットに収納するモノを決めましょう。家庭の状況によっても変わってきますが、基本となる考え方は「外出する時に必要になるモノ」です。
バッグ、帽子、サングラス / アウターなどの羽織り物 / アウトドアグッズ / 紙袋やラッピング用品 / 人に譲る(売る)予定のモノ / 掃除道具
例えば、夏の時期であれば日除けの帽子やサングラス、冷房対策の薄手のカーディガンなどが玄関クローゼットに収納されていると、外出時に忘れずに持ち出すことができます。
また、不要品で人に譲ったり、中古品として売りに出そうと思っているモノも、玄関近くに置いておくのがオススメ。家の中にしまい込んでいると、いつまでも手放せなかったり、忘れてしまうことが多いものです。紙袋なども玄関近くに収納して、出来るだけ早く家の中から出ていく仕組みを意識してみて下さい。
2. 空間を区切って使いやすく
玄関クローゼットは、各部屋にあるクローゼットと違って、ハンギングバーや棚などが設置されていない場合も。使い方の自由度が高いとも言えますが、区切られていないスペースは、空間を十分に使い切ることが難しく使いづらさの原因にもなってしまいます。
収納するモノを決めたら、空間を使いやすく区切っていきましょう。賃貸住居であまり大掛かりにDIYができないという方には、以下のような方法がオススメです。
- 突っ張り棒でハンギングスペースを作る
- 引き出し式の収納ケースを置く
- 上部の空間も取手付きの収納ケースで無駄なく活用
玄関クローゼットの中を「区切る」ことを意識してみてみると、雑多に置いてしまいがちなアウトドア用品なども、スッキリ収納することができると思います。
この時、使用頻度に合わせて収納する場所を決めることもお忘れなく。例えば、出番が少ないアウトドア用品は上部の棚上に置き、子どもが今ハマっていて毎週末使う公園グッズは手前の取り出しやすい場所に引っ掛けておくなど。よく使うモノは取り出しやすい場所を確保することで、外出時のストレスを減らすことができます。
3. わずかな隙間も無駄なく活用
玄関クローゼットに限らず、収納として活用できる隙間は意外と色々な場所に隠れています。ドアの枠組みやクローゼットの中の壁面などをチェックしてみて下さい。
マグネットフックやS字フックなどを活用すれば、掃除道具のちょい掛けや、よく使うバッグの定位置として使うことが可能です。また、天井までの空間も無駄なく使いたいもの。取手付きの収納ケースを使えば、手が届きにくい収納上部の奥まで有効に活用することができます。
いかがでしたか?自由度が高い分、逆に使いづらい収納だと感じていた場所も、ポイントをおさえれば使いやすい収納スペースに。何か1つでも皆さんの暮らしのヒントになっていたら幸いです。