入れ替わりも多く、すぐにごちゃごちゃしてしまいがちなお薬収納。病院から処方されたものから、薬局で購入したものまで、さまざまな形で家の中に入ってくるため、気付いたらどんどん増えてしまう!という方も多いはず。そこで今回は、すっきりしたお薬収納をキープするためのポイントをお伝えします。参考にしてみてくださいね。
- Nagisa 整理収納アドバイザー
- 3LDKのマンションで、男の子2人と単身赴任中の夫の4人で暮らしています。子どもがいてもシンプルに暮らしたい。ワンオペ育児から生まれた収納や暮らしのアイデアを発信しています。
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1:処方された薬はすぐに仕分け
病院から帰るとすぐに、名前や用法・用量が記載された紙袋に入っている薬を、まずは全て出します。そして最初に行うのが「仕分け」です。毎日飲まなければいけないものは、飲む場所に出しっぱなしの収納に。量が多い場合は、一週間分など期間を決めて出すのがおすすめです。
つながっているものはカットして、コップなどにいれておくだけでもすっきり見えます。薬を飲むたびに袋を開けて取り出す必要がないため、出し入れも簡単です。
さらに、一週間後にまだ飲む必要のある薬は、ジップ付きの袋などに収納し、処方された日付、用法・用量など必要な情報を記入。さらに、家族が多い場合は、人別に分けて収納しておくと探す手間が省けます。
2:収納場所は使う場所・飲む場所に
薬収納を一箇所にまとめなければならないというルールはありません。それぞれの薬は、どこで使うのか、どこで服用するのかを考えて収納してみてください。
飲み薬はキッチンに
薬やサプリメントを服用するときには、水が必要です。そのため収納場所はキッチンの近くがおすすめです。ただ、キッチンは他にも収納すべきものがたくさんあります。ごちゃごちゃにならないためにも、必要最小限のお薬だけをキッチンに置くようにしましょう。
塗り薬はどこに収納する?
塗り薬の置き場所の正解は、暮らしのスタイルによって変わってきます。例えば、お風呂上がりすぐに塗る必要のあるお薬は洗面所。寝る前に塗るものは寝室、日中リビングで塗る必要のあるものはリビングが正解です。
使う場所の近くに収納しておけば、使い終わった後の片付けも簡単です。いつも家族が出しっぱなしにしてしまうものは、使う場所と収納する場所が離れている可能性もあります。ぜひ見直してみてくださいね。
3:子どもが自分でできる仕組みづくり
誤飲の可能性のある赤ちゃんがいるご家庭では、お薬はできるだけ手の届かない場所に収納するのが安全です。わが家もずっと大人しか届かない場所にお薬収納を作っていました。今は、子供たちも6歳と8歳になり、自分でできることもたくさん増えてきたため、自分でできるものは自分でできる仕組みにシフトしています。
例えば、ばんそうこう。毎回、おかあさん!と呼ばれていたけれど、幼稚園に入ったくらいからは自分で出し入れしやすい収納場所に。簡単な収納にしておけば、自分で出し入れすることへのハードルもさがります。他には、虫にさされたときに塗るクリームなども自分でできる場所に。
このように、薬の収納は、子どもの成長やライフスタイルの変化とともに、日々見直すことがとても大切です。
いかがでしたか。ごちゃついてしまいがちな薬の収納ですが、家に持って帰ったあとの仕組みを見直したり、収納を工夫するだけでもすっきりをキープすることができます。おうちの薬収納を見直すきっかけになると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto