こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上 のぞみ です。3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人、時々保護猫と暮らしています。
片づけの中で最初にして最大のポイント「整理」。ものを全部出し、自分にとって必要なものと不必要なものに分け、不必要なものを取り除く作業のことを指します。しかし実際にやってみると「必要」と「不必要」だけでは判断できないものも。そういった「手放すかどうか迷うもの」をどうすればいいのか、具体的にお伝えしていきます。
「必要」と「不要」に分けられないもの
ものを整理していく中で、自分にとって必要なものと不要なものを判断することは実はそんなに難しくありません。
必要なもの

- 現在使っているもの
- 確実に使う予定のあるもの
- 保管が必要なもの
- 思い入れがあり見返すと感情が揺さぶられるもの
不要なもの

- 収集に出す前のゴミ
- 使う予定も無く、思い入れもないもの
- 置いてあること嫌な気持ちになるもの
整理の中でつまずいてしまうのが、「必要」「不必要」の2択に当てはまらないものです。「今は使ってないけどいつか使うかも。」「もう使うイメージがわかないけど、買ったとき高かったし・・・。」等、手放すのを躊躇する何かしらの理由があるもの。この迷っているものたちをどうするかが、片づけの全体像の中でも重要なポイントとなります。
「いつか使うかも。」で終わらせない2つのポイント。
では手放すか迷うものを具体的にどうすればいいのか、フローチャートを用いて説明しますね。

ポイントは2つ。
1.「いつか使うかも。」で自分への問いかけを終わらせないこと
これから使いたいシーンが具体的に思い浮かぶかどうか、自分の気持ちを確認してみてください。使いたいと感じたものは使いやすい場所へ。使いたいシーンが思い浮かばないけれど手放せないものは、保留ボックスを作って保管します。保留ボックスは最低でも1年に1回は同じ手順で見直してくださいね。

2. 「手放すか迷っているもの」を「必要なもの」と混ぜないこと
保留ボックスを使って普段使いしているものとしっかり区別するだけでも、必要なものが使いやすくなります。
整理で変わる、暮らしの景色。

整理は一見、地道で地味な作業ですが、必要なものを選んだり「迷うもの」を今までより少し深く掘り下げてみることで自分を知る大切なプロセスです。どんな収納術や収納アイディアも、整理が大前提にあります。すぐに大きくは変わらなくても、コツコツ続けていると必ず暮らしの景色が心地良い方向へ変わってい区のでぜひ続けてみてくださいね。