こんにちは、住宅収納スペシャリスト・KEACONです。夫と息子2人の4人で、収納にちょっとこだわった一軒家に暮らしています。
今回は、「おもちゃ置き場は子ども部屋にあるのに、いつもリビングがおもちゃだらけ!」というお悩みをお持ちの方に、和室のお仏壇スペースを活用したおもちゃ収納を紹介します。新築でお仏壇スペースを作るかどうか悩んでいる方にも、是非読んで欲しい内容です。
そのスペース、
使わないのはもったいない
我が家には、リビング続きの4.5畳の和室があり、1畳の押入れと、0.5畳のお仏壇スペースがあります。というのも、旦那さんは3人兄弟の長男。家を建てることになったとき、「いずれお仏壇の管理を任せたいから、そのためのスペースを」というのが義両親からの要望でもありました。
ただ、お仏壇スペースを作ったとしても、実際にお仏壇を置くのはもうしばらく先になりそうなので、使わずに余しておくのも持ったいない・・・と考えていた時に、ひらめいたのがおもちゃ収納として活用するアイデア。和室の押入れやお仏壇スペースって、リビングに近いことが多いので、実はアクセスしやすい便利な位置なんですよね。
収納場所は使う場所のそばに。
では、おもちゃは?
子どもって小さいうちは親と一緒にリビングで過ごすので、別の部屋におもちゃを置いていても、結局はリビングに持ってきて遊ぶことに。整理収納では、使う場所に収納場所を作ってあげることがとっても重要。なので、おもちゃ収納も、子どもが使う場所のそばに作るのが大正解なんです。
使う場所と片づける場所が近いと、出し入れが楽。楽だから子どもも自分で片づけるし、親も片づけのストレスが減る、という好循環に。我が家も、この場所に収納を作ってから、リビングにおもちゃが散らかってイライラすることはほとんど無くなりました。
0.5畳という限られたスペースをフル活用にするには、上部の空間まで使い切ることがポイント。床置きだけでは少しのものしか置けませんが、可動棚を取り付けることで、空間を無駄にすることなく大容量の収納スペースを作ることが可能になります。我が家では、収納スペースの中に幅745㎜×奥行445㎜の棚板を6枚いれて、空間を仕切って使っています。
IKEAの収納ケースとラベルで
子どもにもわかりやすく
おもちゃを種類ごとに分けるために使っているのは、IKEAで人気の収納ケース「トロファスト」。サイズは幅300㎜×奥行き420㎜×高さ100㎜。このケース、先ほど紹介した棚板に、余裕をもって2つならべられるサイズなんです。カラーボックス用の引き出しよりも、少し大きめなので、おもちゃもたくさん入るし、奥行きのある収納を有効に使うことができます。
ケースには子どもの低い目線でも中身がわかるように、ラベルを貼るのがおすすめ。我が家ではDAISOのタックシールに手書きをしたものを貼っています。おもちゃの写真やイラストを貼ってあげると、字が読めない小さなお子さんにも伝わりやすくなりますよね。
子どもの成長とともに
使い方をチェンジ
今後、子どもたちがおもちゃで遊ばない年齢になったら、収納の使い方は変わっていく予定。家族の趣味のものを置いたり、親や友人が泊まりに来るときの荷物置き場として使ってもいいかなと思っています。
我が家では新築時に可動棚式収納を作りましたが、下地がある場所なら支柱や棚受け、棚板などをホームセンターで揃えてDIYすることも可能です。リビング周りの収納力アップに、お仏壇スペースを有効活用してみてはどうでしょうか。