- 川村亜貴子 整理収納アドバイザー
- 3LDKのマンションに夫と、8才の娘、7才、1才の息子の5人で暮らしています。「ママの日常に1日1時間のゆとりを生み出すスーパーハピネス整理術」を主宰。「家族の幸せはママの笑顔から!」
ameba blog : スーパーハピネス整理術
家を片付けたいと思ったとき、多くの人は「捨てる」ということを思い浮かべます。
しかし家に入ってくるモノを「止める」という意識も片付けには重要。
いくらモノを捨ててもそれを上回る量のモノが家の中に入り続けたらいつまで経っても家が片付くことはありません。
今回は「モノを増やさないための3つのコツ」というテーマであなたの片付けが加速するお手伝いができればと思います。
コツ1. 今あるモノで代用できないか考える
あなたが何かを買おうと思ったとき「今持っているモノで代用できないか?」と考えるクセをつけてみてください。
わが家では、末っ子の離乳食が始まるときベビー用食器を買おうかと考えたのですが手持ちの食器を見てみると、普段から愛用している豆皿が大きさ的にピッタリだということに気づきました。
結果、ご飯とお味噌汁のお椀を買い足すだけで済みました。
コツ2. 要らないと思ったモノは受け取らない
買い物をしたときや何かを契約したとき、ノベルティと呼ばれる無料のグッズをもらった経験はありませんか?
無料でもらえるなら・・とつい受け取ってしまいがちですが「受け取らない」という選択肢もあります。
大抵の場合、好みのデザインではなかったり、今の自分に必要ないと思うモノであることが多いので私はそういう場面では「お気持ちだけで結構です。ありがとうございます」と言って辞退しています。
使わないモノをもらっても結局ゴミになってしまったり、なかなか捨てられず苦労するのはあなた自身です。ぜひ断る勇気を持ってくださいね。
コツ3. 手放してから買う
コップに数日前の古いジュースが入っていたら、まず古いジュースを捨ててから(コップを洗い)新しいジュースをコップに注ぎますよね。
整理の原理も実はそれと同じ。新しいモノを買いたいと思ったら「捨てる」ことを先に考えてみてください。
例えばあなたがスニーカーを3足持っているとします。
そこへ新しいスニーカーを買おうと思ったら捨てるスニーカーを決めるのが先です。
「捨てる」と決めた上で新しいスニーカーを買えばモノが今以上に増えるということを防いでくれます。
先に新しいスニーカーを買い、古いスニーカーを捨てるということをしなければどうでしょう?どんどんモノは増えていってしまいます。
もし、このとき「どのスニーカーも捨てられない」というのであれば、今は新しいスニーカーを買うタイミングではないのかも知れません。
今あるモノと向き合うことで必要なモノはすでに持っているということに気付くことができます。
適正量を保てば家は片付く
適正量とは家庭ごとのライフスタイルに見合った、必要なモノの量のこと。バスタオルは○枚まで、バッグは○個まで、食器はここに入るだけ、など所有する上限を決めそのルールを守る。そうすることで買い物に対しても慎重になり、長く使えるモノを選んだり、衝動買いを抑えることにつながります。
街に出れば安くて魅力的なモノがたくさん売られていて、ネットなどでも手軽に買い物ができる現代。
私たちに必要なのはモノが入ってくるのを意識して「止める」という行動ではないでしょうか。
それを意識していくことで家の中はお気に入りのモノで満たされ、自分の好きなモノに囲まれた理想の暮らしが手に入ります。
ぜひ今日から少しずつ試してみてくださいね。