家の中にある食品や、洗剤などの日用品には必ず「文字」が書かれています。もちろんそれは情報として必要なのですが、文字の大きさやフォント、パッケージの色が雑然とした印象を与え、インテリアの邪魔をしてしまう場合も。特に、日本語の文字だと私たちは情報として無意識に受け取ってしまいます。
音楽に例えてみます。作業用BGMや、スタバで流れている音楽は、洋楽や、ジャズが多いですよね。J-POPだと無意識のうちに耳から歌詞を拾ってしまい、作業に集中できなかったり、くつろげないという理由がそこにはあります。
おしゃれだなと思うお宅を観察してみると、文字などの視覚的なノイズがほとんどありません。つまり、ノイズを取り除くことで、簡単に空間をすっきりさせることが可能です。今回はそのためのヒントをご紹介します。
- 川村亜貴子 整理収納アドバイザー
- 3LDKのマンションに夫と、8才の娘、7才、1才の息子の5人で暮らしています。「ママの日常に1日1時間のゆとりを生み出すスーパーハピネス整理術」を主宰。「家族の幸せはママの笑顔から!」
ameba blog : スーパーハピネス整理術
詰め替える
ハンドソープやシャンプー類、食器洗い洗剤など、パッケージの悪目立ちしてしまう日用品などは、シンプルな容器に詰め替えるだけで空間がすっきりと見えます。食器用の洗剤は、ポンプ式の容器に詰め替えたほうが片手で出すことができ、使いやすくなる場合もあるのでぜひ試してみてください。
ラベルをはがす
製品によっては、ラベルをはがすと容器自体は無地でシンプルなものだったりすることもあります。下の画像を見比べたとき、下の画像のほうがすっきりとして見えませんか?
ラベルをはがすだけで、色の氾濫や文字情報を取り去ることができるので、視覚的なごちゃつきをなくすことができます。
デザインのおしゃれなものを選ぶ
例えば、スキンケアアイテム。好みの使用感や求める効能、価格などが購入の基準になっているかと思います。最近では、ボトルのデザインがシンプルなものや、おしゃれなものが増えているので、今まで選んでいた基準に加え、あえて出しっぱなしにしておきたくなるようなデザインのものを選ぶというのも意識してみてください。
お気に入りのものが目に見えるところに置いてあると、気分も上がり、インテリアも整うので一石二鳥。ぜひ、自分好みのアイテム選びを楽しんでみてくださいね。
収納アイテムに入れる
とはいえ、製品の使用感や機能はどうしてもこれがいいけれど、見た目は好みでないという場合もあるかと思います。そんなときは、収納アイテムに入れてしまうというのがおすすめです。
このときに、プラスチックの収納アイテムよりも、ラタンや竹など天然の素材でできたものや、見た目のおしゃれなアイテムを選ぶとインテリア性が損なわれません。目立つラベルを隠しながら、さっと取り出すことができるのでおすすめです。
見た目のノイズを減らして落ち着く空間に
情報として、文字やラベルは大切なもの。しかし、情報が氾濫し過ぎると、落ち着かない空間になってしまいます。
今回ご紹介した方法は、どれもちょっとしたことですが、実践してみると大きな違いになると思います。ぜひ、空間づくりのヒントにしてみてくださいね。