こんにちは。整理収納アドバイザーのNami Sasakiです。わが家は、夫と私、3人の男の子の5人家族。築9年の戸建て住宅で暮らしています。
部屋をお気に入りのモノで埋め尽くすができたら、どんなに幸せなことでしょうか。暮らしの中で目につくもの全てが自分のすきなものだなんて、きっと誰もが憧れる暮らしですよね。私もそんな空間に憧れた一人。
ここでは、インテリアに自分のお気に入りのモノを上手に取り入れる工夫とコツをお話ししたいと思います。
1.目に入る場所をお気に入りのスペースにする。
お気に入りのモノを飾ることは、暮らしを豊かにする効果があります。毎日過ごす家。生活を回すだけでなく、落ち着く空間にするというのはすごく大切なこと。ほんの少しの模様替えをするだけで、気持ちに変化をもたらしたり、癒されたり…。そんなふうに、お気に入りのモノで上手にインテリアを楽しむことができたらいいですよね。
私の立ち位置は、主にキッチン。
朝昼晩3食家族のごはんをまかない、片付ける。常にここにいるため、ここから見える景色は自分の好きなモノが目に入るようにしたい、と思っています。キッチンからは、子供たちが遊び行き交うリビングが見えます。
2.壁面ディスプレイで掃除の手間を省く。
お気に入りのモノを飾りたくて、棚の上にたくさん並べていたことがありました。でも私は掃除が苦手な性格。お気に入りの雑貨の上にはいつの間にか埃が溜まり、かえってストレスを感じる空間となってしまったのです。
思い切って雑貨をすべて撤退。なんともすっきりした暮らしに、掃除がしやすく爽快感さえ覚えました。でも、どこか物足りない。やっぱりお気に入り雑貨を暮らしに並べたいという思いは拭えず、思いついたのは壁面ディスプレイ。
壁面ディスプレイのいい所は、「物を避けながら掃除をしなくてもいい」ところ。宙に浮かせて飾っているので、埃を寄せ付けにくいというメリットがあります。この方法は、掃除がしやすく、私のような掃除嫌いにぴったり。
近くにハタキを置いて、気づいた時に、お気に入りの雑貨に溜まった埃を掃います。埃を落として、あとはそれを掃除機で吸い込むだけ。掃除がラクに済む方法を見つけて、お気に入りの雑貨を楽しみながら、うまく暮らせるようになりました。
3.捨てられないなら飾ってみる。
実はここに飾っているものは、どれも壊れて用途を失ったものばかり。
フレームは、子供の写真を入れて飾っていたお気に入りの写真立てでしたが、倒れてガラスが割れてしまい、使えなくなったことをきっかけにここに来ました。中身が空っぽの木の温度計も、中身が割れたので今はフレームだけ。アンティークのハンガーは使おうと思って買ったものの、使い勝手に納得がいかず、ディスプレイとしての役割を与えることに。他のものも同じく、どうしても気になって買ったのだけど、使うよりもここに飾った方がしっくりきたものばかりです。
壊れて使い道がないかもしれないけれど、私にとっては捨てることができない大切なもの。むしろこのおかげで、大切なものが壊れてしまってもインテリアディスプレイとして使おう!と思えるように。
モノは使ってこそ価値があり、使われるために生まれてきたもの。
どうしても捨てられないモノには、ディスプレイという役割を与えてみるというのはいかが。
4.釘や穴が目立たないものを使う。
壁面ディスプレイで肝心なのは、釘などのツールたち。
ディスプレイを引き立てるために、ツールは目立たないものを使用しましょう。
わが家で使用しているのは、押ピンのような白い釘。壁紙クロスと同色のものを選び、釘自体が目立たないようにしています。壁に穴を開けることに抵抗があるという方にはあまりオススメできませんが、穴が目立たないツールも販売されているので、おうちに合ったものを選んでくださいね。
穴の跡を目立たなくする道具を知っておくことも大切です。
いかがでしたか?
お気に入りの雑貨をインテリアにうまく取り入れて、ディスプレイしてみてくださいね。きっと暮らしがもっと楽しく豊かなものになるはず。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
整理収納アドバイザー 佐々木奈美