こんにちは。整理収納アドバイザーのNami Sasakiです。わが家は、夫と私、3人の男の子の5人家族。築9年の戸建て住宅で暮らしています。
入学前のお子様がいらっしゃる方は、子供の学習スペースをどんな形で設置するか悩まれている方が多いはず。学習デスクを買うべきか買わないべきか…。リビング学習スタイルと子供部屋を持つスタイルとで、それぞれのメリットがあると思います。どんな収納がお子様に合っているのか…お部屋づくりの参考になればうれしいです。
1.リビングに近い部屋を学習部屋として使う。
わが家は6年生、3年生、年中の男の子がいます。子供たちの学習スペースは、リビングに隣接する和室。ここはもともとは客間にしたり、子供とお昼寝をしたりする場所として使う予定だったのですが、扉を閉めて集中することができること、いつでもリビングにつながる安心感があることがわが家の生活スタイルにぴったりでした。ここに長男と次男の机が並んでいます。別室の子供部屋でもなく、リビング学習でもない、ちょうど良さが心地よい様子。
学校に必要なものは、全てこの部屋に収納しています。
時間割をする時に、あちこち探すことのないように。子供が自分のモノを自分で管理できる空間にしてあげることがポイントです。
2.座ったまま手が届く学習収納に。
デスクとよくセットで売られているキャビネット。本棚は設けず、ここを教科書の収納スペースにしています。キャビネットは椅子に座ったまま手を伸ばすことができるので、集中力を妨げず、動線的にもスムーズ。勉強中、立ち歩くことなくモノを取ることができる空間をつくってあげられるといいですね。
ラベルを貼ってあげれば、子供が自分で管理しやすい収納が完成です。
キャビネットの上はランドセル置き場。
子供たちは帰宅するとここに一直線でランドセルを下ろしに来ます。腰の高さがちょうどいいようで、「片付ける」というよりも「置いただけで片付けたことになる」のでラクチン。親子共にイライラしません。
これってとても大切なことですよね。
教科書が収納されたキャビネットとランドセルの動線も最短距離です。
キャビネットの中は仕切りを上手に活用して、荷物が混在しないようにしてあげましょう。
文房具のストックは、兄弟2人が共有できるよう、デスクとデスクの中央に小引き出しを置き、多めにストック。慌てて買いに行くこともありません。
2人で共有するものはここに収納し、そうでないものはそれぞれの引き出しに収納しています。
3.長期休暇に持ち帰る学用品の収納スペースを確保する。
春休み、夏休み、冬休みに子供たちが学校から持ち帰る、お道具箱などの学用品。普段家で保管するものではないけれど、6年間必ず長期休暇に持ち帰ってくる荷物です。
長期休暇中に、部屋が狭くなって過ごしにくくならないように、保管スペースをつくっておくといいですよ。
わが家は和室の押し入れを半分、子供の収納スペースに当てています。
名付けて「押入れこどもロッカー」。
“押入れはお布団を収納する場所”という先入観をはらって、使いやすさを優先にしています。
絵具道具、習字道具、リコーダー、裁縫道具、お道具箱…。
学用品すべてが収まるようにしておくことが、新学期の準備をスムーズに行えることに繋がります。
子供が6年間楽しく過ごせて、お片付けのコツも身に付く学習環境を。
親子共にストレスにならない方法が見つかりますように。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
整理収納アドバイザー 佐々木奈美