風水インテリアでキッチンは重要な場所。毎日使うキッチンは、よどんだ空気よりも清潔で明るいキッチンの方が、料理もすっきりとした気持ちで作れますよね。「陽宅風水」では「陽宅三要」といって特に重要な場所が3つあります。それは「門」「房」「炉」と呼ばれる場所で、それぞれ「門」は玄関、「房」は寝室、「炉」がキッチンをさします。中でもキッチンは健康運や金運を左右すると言われています。では、風水においてキッチンはどのようなポイントに気をつければよいのでしょうか?
今回はそんな風水をキッチンに取り入れたいという方に、方角や配置などを上手に取り入れるポイントを5つご紹介いたします。
キッチンは常に明るく清潔に
風水において運気を下げるキッチンとは、使った食器や包丁、生ごみなどが出しっぱなしで汚れているキッチン。料理中も喚起がきちんとできていないと、悪い気が家の中を循環してしまいます。風水では清潔で整理整頓された空間にしておくことが基本です。清潔感は風水でなくてもキッチンにとっては大切なことですよね。まずは、キッチンの掃除や片付けから始めましょう。
キッチンの正面に玄関やトイレが配置されていてはダメ
風水では玄関は“気の出入口”と言われています。玄関の正面にキッチンがあると、せっかく良い気が入ってきても、直接キッチンに向かい燃えてしまうと言われています。また、正面にトイレがあるのもダメです。トイレの汚れた気がキッチンに広がるため、トイレから来る気を遮断する必要があります。
玄関やトイレが正面にある時の対処法は?
玄関の正面にキッチンがある場合は、のれんやカーテンをかけて良い気が直接入ってこないようにしましょう。
トイレがある場合は便座のフタ、ドアを常に閉め、さらにドアの内側にのれんをかけて気の流れを遮断することがよいとされています。
キッチンの窓から川などの水場が見えないように
キッチンの窓から、川や海などが見えると借景にもなり、気持ちがいいものですよね。ですが、風水ではキッチンから水場が見えていると、その家に住む人の恋愛運や家族運が下がると言われています。たとえ、キレイな川だとしても水の気を遮断する必要があります。
キッチンから水場が見える場合は、窓をなるべく開けないように心がけましょう。ブラインドやカーテンをかけて外の景色が見えなくなるように、気を遮断しましょう。
リビングダイニングキッチンは気をつけて
近年の住宅はリビングとダイニング、キッチンがつながっているLDK(リビングダイニングキッチン)が人気です。キッチンもデザイン性や機能性が良くなり、インテリアの一部となりました。ですが風水では、リビングとダイニングとキッチンのそれぞれが独立しているのが良いとされています。
そもそも風水ではキッチンは気を燃やすと言われています。悪い気を燃やしてくれるのはよいのですが、リビングに入ってきた良い気まで燃やしてしまうと問題です。
そこで、LDKの場合はキッチンとリビングダイニングの境目にのれんやカーテンをかけるのがおすすめです。本来は天井までを仕切れるものがよいのですが、家具やパーテーションを置いて対処しましょう。
キッチンの位置は凶方位がベスト
「陽宅風水」では本来、方角にも吉凶があるとし、それぞれに適した方角に部屋や物を置くと良いとされています。キッチンはこの方角の中で凶方位にあるとよいとされています。なぜかというと、凶方位は悪い気が集まる場所で、キッチンはガスコンロや調理器具の火(熱を発する家電)が悪い気を燃やして凶作用を静めてくれると考えられているからです。
キッチンが吉方位にあるなら、せめて電気ポットなどの調理器具を凶方位に置き、つまみやスイッチを吉方位に向けるよう意識しましょう。以前、寝室風水の記事でもお話ししているのですが、この吉凶方位は、生年月日から割り出した、自分にとっての「本命卦(ほんめいけ)」で決まります。この本命卦は8つの方角に分かれていて、それぞれ吉凶の方角が決められています。ですので、人それぞれ吉方位が違うということになります。
まとめ
いかがでしたか?風水をキッチンに取り入れたい場合の方角や配置のポイントを5つご紹介しました。今からすぐにでもできることも多かったのではないでしょうか。風水をインテリアに取り入れると本当に運気が上がるの?と疑問に思う方も多いと思います。ですが、風水にかかわらず、掃除がされていなく整理されていない部屋は、どんよりしていて嫌な気持ちになりますよね。まずはできることから試してみる。そんな気持ちで始めてみてはいかがでしょうか?
参考文献:間取りとインテリアで幸せを呼び込む風水・家相(監修/黒門)