マンションのLDKによく見られる、12畳・横長リビングダイニングの間取り。家具の配置には比較的悩まずに置けます。また内装カラーは、床がホワイト、入口扉がダークブラウン系、キッチンカウンターはブラックの大理石調。シンプルモダンのテイストには合わせやすい、シックで高級感のある内装です。
ご要望は、現在使っているダークグレーのカーテンはそのまま残して、憧れのモダンテイストな空間に変身させたい!ただ、カーテンの影響で暗くなりすぎないかが心配…とのこと。そんなお悩みを解決して素敵なインテリアにするポイントをご紹介しますので、是非ご参考にしてくださいね。
通り道を確保して部屋をすっきり
日常の通り道をストレスにならない様に確保するには、家具のサイズ選びが最も大事です。例えば、ソファとキッチンの間を抜ける時には、配膳する際の通り道を考えて選びましょう。ただ通れれば良いだけでなく、色々持ちながら歩く時でも幅は大丈夫か?を考えると生活がスムーズになります。
またダイニングのイスを引いた時にぶつからないか?なども想定して必要幅を考えていくと、後でしまった!となるのを防いでくれます。ちなみに一人がゆったり通れる幅は約60㎝と言われています。ただシチュエーションにより異なってきますので、自分で実際に動いて図ってみるのが一番よいかもしれませんね。
インテリアのカラーバランスのコツ
今回は大部分を占める色(ベースカラー)はホワイト、次に面積を占める色(アソートカラー)はダークグレー(キッチン面材含め)、一番面積の小さい色(アクセントカラー)は小物類になります。このバランスがポイントになってきます。ダークグレーの配分によって空間全体のイメージが左右してくるので注意が必要です。
観葉植物&スタンドの活用
観葉植物があると部屋がパット明るくなりおしゃれ感も一気に高まります。さらに観葉植物の下にスタンドライトを置いてあげると、より一層素敵な雰囲気が演出できます。夜の団らん時などに全体の照明を少し落としてスタンド照明と併用して使うと、陰影ができて落ち着く空間が作り出せますよ。
小物で色味をプラス
シンプルモダンは色味がさみしくなりがちです。そこで、色味のある家具を選ぶのではなく、小物で色味を足しました。ファミリー世帯なのでちょっと明るくしたい!という時は小物で加味してあげるのがポイントです。
ダークグレーカーテン×ダークグレーソファ
今回のテーマでもあるダークグレーのカーテンに合わせてソファの張地も同系色にしました。暗くなる事を懸念されていましたが、ここではあえてソファも同系色に。床を含めた空間の多くをホワイトが占めているので、暗くなりすぎる心配はいりません。逆に、濃い色のグレーは素敵な引き締めポイントになります。
カーテンだけにダークグレーの濃い色味がくると浮いてしまうので、ソファに同系色を持ってくる事でバランスを取り、空間にまとまりを出しました。あとは他の家具類で主張を抑えた淡い色を持ってきましょう。
ガラスのテーブルで色味を抜く
暗い空間になるのを避けたい場合や、これ以上色味を増やすとごちゃごちゃしてしまいそうな時などは、テーブルの天板をガラスにして色味を抜くのもおすすめです。シンプルモダンというテーマに沿ったガラステーブルでコーディネートしました。
コーディネートサマリー
部屋種別 | LDK |
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広さ | 12畳(LD) |
世帯 | ファミリー |
テイスト | シンプル、モダン |
家具予算 | 約47万円 |