ベッドやソファが入らない!?購入前に確認すべき家具の配送の注意点

家具購入の際の失敗について、家具はサイズが大きいので誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか。私は家具の販売を長年やってきたのですが、多かったのが家具を配送する際の失敗です。

購入前に搬入経路のサイズを確認しなかったために、ソファやベッドが部屋に入らず搬入ができなかったというものです。せっかくソファやベッドのレイアウトやコーディネートを考えて部屋にはピッタリだったのに、玄関から搬入ができなくて泣く泣く断念なんて寂しいですよね。

今回は家具の配送で気をつけるべきポイント「部屋への搬入の確認」についてをお伝えいたします。

家具の配送時、搬入で気をつける商品は何か?

家具の配送時、搬入で気をつける商品は当たり前かもしれませんが、サイズが大きな商品です。各商品の構造によりますが一般的に大きくて搬入が難しい商品は次の4つです。

ソファ

大きい家具の代表格です。ソファは基本的に組立式ではなく、そのままの状態で搬入するので搬入が難しくなります。大きいサイズでは幅が250㎝ほどあるソファもあります。

ベッド

ベッドの本体は組み立て式のものがほとんどです。しかし、マットレスは組み立てではありませんので、面積も大きく搬入が難しくなります。

最も気をつけなければいけないのが、マットレスとフレームが一体型のベッドです。搬入するのがマットレスだけであれば、ある程度形がしなるので搬入しやすくなるのですが、フレームが入っていると、しならないため搬入が難しくなります。

組立式ではない収納家具

最近は組み立て式のものも多くなってきましたが、食器棚やキャビネット、チェストなどは組み立て式ではないものが多くあります。また幅が大きいものもありますので配送時の注意が必要です。

大きいサイズのテーブル

テーブルは基本的に組立式のものが多いのですが、サイズが大きいものは要注意です。厚みはなくても幅が180㎝以上のものは搬入ができない危険があります。サイズオーダーで大きなサイズのテーブルを注文する時も気をつけましょう。

紹介したこれらの家具はあくまでも目安ですのでお目当ての家具のサイズが大きいようでしたら店員さんに必ず配送の確認をするようにしましょう。

家具の配送時、搬入で気をつけるべき場所はどこか?

階段

家具が入らなかった原因の№1です。特に戸建てやメゾネットタイプの内階段で搬入できないケースを多く見受けます。

マンションは共用の階段なので大きめに作られていることが多いのですが、一方で内階段は幅が最小限で作られていることがほとんどです。部屋を選ぶ際も階段の幅は気にして見ておいた方がいいですよ。

エレベーター

マンションのエレベーターは6人乗り、10人乗りなど大きさはバラバラです。小さいエレベーターで家具の搬入ができず、階段で搬入することになってしまうと配送料金に階段料金が別途発生するなんていうこともしばしば・・・。

玄関

意外と家具が入らないポイントの玄関。玄関から部屋に向かって真っすぐ廊下が伸びていればよいのですが、必ずしもそうではありません。

玄関を入ると左右に廊下が曲がっている場合。玄関はあまり広いスペースではありませんので注意してください!

廊下と廊下からの部屋の入り口

結構見落としがちなのが廊下です。廊下の形が真っすぐならよいのですが、曲がり角のある廊下は要注意。廊下に限らず曲がる場所はとにかく危険地帯ですので覚えておきましょう。

また1Kなどでの1人暮らしの方も油断できません。1Kなどの間取りはキッチンが通路になっていることが多いですよね。この通路が見落としがちなのです。間取りは省スペースで作られているので、人が1人通れるだけの70㎝程度の幅の場合もあります。

特にソファが欲しい人は注意してください。小さいサイズのソファでも入らなかったなんてこともあります。

廊下から入る部屋は曲がり角と一緒です。向かいあう部屋があればよいのですが、廊下はもともとあまり広いスペースではないので、家具を購入する前に必ず確認しましょう!

気をつける場所で、サイズを確認すべき箇所はどこか?

階段

階段幅・踊り場の奥行・踊り場の天井高(階段の天井が下がっている場合は階段の天井高も)
※階段に手すりがある場合は手すりと手すりの内側で幅を測るようにしてください。

エレベーター

エレベーターのドアの幅、高さ・エレベーターの奥行

玄関

玄関前の共用廊下の幅・玄関のドア幅、高さ・玄関の幅(奥行)・廊下幅

廊下と廊下から部屋の入り口

使用するドアの幅、高さ・廊下幅

その他、注意する箇所

この他、天井が一部下がっている箇所があったり、出っ張りや段差がある場合はサイズを測る際に注意してください。

では実際にどのくらいのサイズが必要なのか?

サイズの確認方法はどうしたらいいか?

まず、家具の高さを確認します。高さは家具を立てて入れられるかを判断するために確認します。(一番サイズの大きい辺を縦にして運びます)ベッドの場合はおよそ200㎝程度でしょうか。立てて入れられない場合は、横に倒して搬入しなければいけません。そうすると振り幅が大きくなるため、廊下などの幅や奥行のサイズが広くないと入らないということになります。

搬入に必要なサイズはどのくらいか?

これは家具各々のサイズによります。家具屋さんでは搬入の際に必要な寸法をあらかじめ説明してくれますので、まずは必要な個所のサイズを測ってから買いに行くことが大切です!ちゃんとサイズを測っていれば購入もスムーズにいきますよ。

まとめ

家具の購入を考える場合は、欲しい家具のデザインや価格などだけでなく、家具の配送のことも考えましょう。購入の前には搬入する際のスペースを測ること。是非おさえておいてくださいね。

関連記事

プロアドバイザー紹介

  1. 【能登屋英里 】見た目・使い勝手が良い収納で便利に心地よく暮らしましょう

  2. 【すぎたともみ】毎日をもっと楽しみたい!ワクワクした気持ちで暮らしを整えるお手伝いをしています

  3. 【岸上 のぞみ】空間はその人そのもの。自分で自分の機嫌をとるための一歩を、お片づけやインテリアで始めましょう。

  4. 【川村亜貴子】ママの日常に1日1時間のゆとりを。未来に向けてのお片づけ、始めてみませんか?

  5. 【Nagisa Okamoto】収納で家事を楽に。シンプルな暮らしを楽しむアイデアをお届けします。

  6. 【KEACON】自然と片付く秘訣は収納の先取り。暮らしにあわせた家づくりを応援します。

  7. 【安藤秀通】「お部屋が変わると人生が変わる」インテリア&整理収納で心地よい暮らしを実現しましょう

  8. 【南さやか】海外でも賃貸でも自分の理想の暮らしを手に入れる、ミニマルな暮らしを一緒に目指しませんか?

アーカイブ