今年は暑い時期が長かったように感じますが、寒さが徐々に強まってきましたね。衣替えをしたり、冬用の寝具に取り替えたりするように、インテリアも四季に合わせて少し変化させるだけで、より暮らしを楽しむことができます。今回は秋冬のインテリアに応用できる、簡単なポイントをご紹介します。
- 岸上 のぞみ 整理収納アドバイザー/ルームスタイリスト
- 3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人、時々保護猫と暮らしています。ノウハウだけでなく、自分の心の声や感覚に気づき行動することを大切にしたお片づけレッスンなどを開催。
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ポイント1. まずは「涼」を感じるものをしまう、移動する
インテリアに秋冬小物を取り入れる前に、意外と「涼」を感じるものが出しっぱなしなケースもよくあります。例えば扇風機や風鈴、ガラス素材のインテリア用品など、しまえるものはしまう。今年使わなかったものは本当に必要か見直す。収納するのが難しいものは視線が集まりやすい場所から移動するなどして、増やす前に減らす作業をすることが大切です。
ポイント2. 暖色を部屋に点在させる
赤やオレンジなどの暖色は、寒い季節に温かさを感じさせてくれる、相性の良いカラーです。とはいえナチュラルなお部屋が好きな方には主張が強い色なので、いきなりソファやカーテンなど大きな面積を暖色にするのは少し勇気がいりますよね。
季節を楽しむインテリアとして色を取り入れやすいのが、クッションカバーやブランケットなどのファブリック類、アートポスター等。手持ちのポストカードやこどもが描いた絵でも良いですね。
目安にはなりますが、部屋面積に対して5%ほど色味を加えると程よいアクセントになります。ファブリックの色と絵の中にある色をリンクさせる等、同じ色味を部屋に点在させると、部屋全体にまとまりが出てくるのでおすすめです。
ポイント3. 質感のあるファブリック素材を取り入れる
色以外にも、素材でも季節感を楽しむことができます。ウールやファー、コーデュロイなどの素材が目に見えるだけで、ぐっと秋冬の雰囲気が高まりますよね。
素材で季節感を取り入れる方法は、インテリアにあまりカラフルな色味を取り入れたくないという方にもおすすめです。ブラウンやホワイトなど、インテリアに取り入れやすい色味でも、ニットやファー素材なら温かさを感じるインテリアを作ることができます。
季節のインテリアを楽しもう。
家の中に季節感を取り入れることは、自然に沿って自分自身を適応させるような作業。
大規模なリフォームや模様替えまでしなくても、少しアイテムを取り入れてみたり、位置を変えたりするだけで、「今の自分」にしっくりくる空間に変わりますよ。