こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上 のぞみ です。3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人、時々保護猫と暮らしています。
気温がぐっと下がり、一気に季節が進みましたね。毎日過ごすお家の中。引っ越しやリフォームなどの大掛かりな変化はなくても、季節の雰囲気を感じられる模様替えで、暮らしをたのしんでみてはいかがでしょうか。
ファブリックは模様替えのキーアイテム。
ファブリック類は家具と比べて模様替えがしやすいアイテムです。カーテンやラグなどは面積が大きい分、大きく印象を変えたいときにおすすめ。クッションカバーやテーブルクロスなどは手軽に印象を変えられるので、模様替え初心者さんにもおすすめです。
色で季節感を出す
色が人に与える影響は想像以上のもの。例えばブラウン系やイチョウの葉のようなイエローの色味には、多くの人が秋を感じると思います。寒色には冷たさを感じるし、暖色にはあたたかさを感じますよね。寒い季節には、部屋に暖色を少し取り入れるだけでもあたたかい雰囲気になり、季節感がでます。
普段インテリアの色を統一しているという方も、ブランケットやクッションカバー、ルームシューズなど、アクセントになるアイテムだとチャレンジしやすいのではないでしょうか。ファブリック以外にも、絵や写真、雑貨など取り入れやすいものから試してみてくださいね。
素材で季節感を出す
寒くなってくると、ふわふわとした質感が恋しくなってきませんか?ファブリックは色の他にも素材で季節感を出すことができます。洋服と同じように、ニットやコーデュロイのようなあたたかさを感じる素材は寒い季節にぴったりです。コットンやリネンなどのさらっとした素材はどちらかというと春夏向きですが、色味や厚みなどによっては季節問わず使えるものも。触り心地だけでなく、インテリアとして見た目からもあたたかさを取り入れてみましょう。
買い足さずに今あるものをインテリアとして使う。
おそらく寒くなってきて秋冬用のシーツや毛布を出した方も多いと思いますが、それも立派な模様替えです。
オープン収納や飾り棚には、グラス類からカップアンドソーサーやマグカップに選手交代。
新しくインテリア雑貨を買い足さなくても、普段使っているお気に入りの日用品の中から、季節感のあるものを見える位置に飾ってあげましょう。
夏の季節感を感じるものでまだ手放したくない!という場合は、インテリア雑貨をまとめた収納を作り、そこに次のシーズンまで保管しておくのがおすすめです。
むずかしくない、手軽にはじめる模様替え。
住まいのインテリアは収納と同じで、そこで暮らす人の変化や体感に合わせて時々手直ししてあげること。一見面倒くさく感じるかもしれませんが、季節の変化を心地よく受け入れるための手軽なセルフケアのように感じます。まずはやってみるとそのたのしさが分かるはず。
季節雑貨を飾る場所はポイントを絞って、あとはファブリックや日用品など、色や素材で季節感を出す。管理が難しくないものの量をキープしながら、インテリアをたのしんでみてくださいね。