広めのワンルームのインテリアについて、家具のレイアウトが難しいと、常々思っています。
なぜかというと、スペースが限られている部屋にレイアウトするよりも自由度が高く、かつキッチンが見えていてベッドも丸見えなど、よく考えて家具をレイアウトしないと、抜けが良すぎて、かえって部屋での居心地が悪くなってしまうからです。
実は私も昔、14畳くらいの広めのワンルームに住んでいたことがあり、なかなか居心地のよい家具のレイアウトパターンを見つけられなかった思い出があります。でも、そんな難しいワンルームでも家具のレイアウトのコツさえわかれば、快適な住まいになります。なんといっても、開放感がありますよね!
それでは、広めのワンルームの家具のレイアウトのコツを3つ紹介しましょう。
家具の配置が難しいワンルームのサイズとは?
広めのワンルームのレイアウトのコツをご紹介する前に、家具の配置が難しいワンルームがどんな部屋か改めて確認してみましょう。
広さでいうと平米数が40㎡以上、畳数でいうと約14畳以上ある部屋で、本来は2部屋の間取りを作ってもよい広さなのですが、あえてワンルームにしている間取りです。ワンルームなので壁で仕切りがない分だけ広く見え、開放感のある部屋になります。
最近よくある例では、もともと2部屋あった間取りをリノベーションして仕切りをなくしてワンルームにした物件やデザイナーズ物件などによく見られます。一人暮らしから二人暮らしまで住まうことができます。

部屋が狭く見えないように工夫する
そもそも広めのワンルームを選んだのには何か理由があるはずですよね。
きっと「同じ平米数でも部屋が広く見えるから」「面積は広くても、一部屋が狭い2部屋の間取りより広いワンルームの方が良い」などではないでしょうか。広く見えることを理由に選んだのですから広さを活かすほかないですね!
部屋に家具を詰め込みすぎない
広いワンルームは、抜け感が良いので部屋全体を見渡すことができます。そのような空間に家具がごちゃごちゃとレイアウトされていると、せっかくの広い部屋も雑然とした部屋に見えてしまいます。
最低限の家具をレイアウトして、なるべく空間をスッキリ見せるようにしましょう。

どの生活空間を優先するか決めよう
広いワンルームは家具を置くスペースが比較的自由にとれます。自分の生活スタイルの中で何を優先するか決めましょう。ベッドのスペースをどのくらいとる?リビングとダイニングの広さは?など優先する場所を決めましょう。
睡眠を優先させたい方はベッドスペースを広くとるのがいいですし、ソファでくつろぎたい方はリビングスペースを窓側にするなど。まずは優先するスペースを暮らし方に合わせて決め、レイアウトする家具を絞り込んでいきましょう。

寝室スペースはちゃんと仕切りを使って目隠しを
生活の切り替えをちゃんとしたい方は寝室スペースは仕切りを使い目隠しをしましょう。寝室スペースは生活感の出やすいスペースですし、寝る場所が仕切られていなくて、食事をとる場所やくつろぐ場所が見えていると気になって落ち着かなくなってしまいます。
仕切りに使うアイテムは部屋が狭くならないように、簡単なものを使い、目隠しをするのがおすすめです。

4つの仕切りの工夫
カーテンを使って仕切りにする
天井にレールがつけられる部屋であればカーテンを仕切りに使うのがおすすめです。朝晩など、必要な時だけ開閉することができて、寝室を個室空間にすることもできます。
仕切りに使うカーテンの色は圧迫感のない白などを選ぶとよいでしょう。

パーテーションを使って仕切りにする
パーテーションの種類には、置き型のパーテーション、つっぱり型のパーテーションなどがあります。
置き型は折り畳み式のパーテーションであれば、必要な時だけ広げて仕切ることができて便利です。つっぱり型のウォールタイプであればパーテーションに収納スペースがついたものもあり、仕切り以外にも飾り棚になったりするので便利です。

収納家具を使って仕切りにする
部屋に収納スペースが少ない方はシェルフなどの収納家具を使って仕切るのがおすすめです。背板がないなど、圧迫感のないタイプを選ぶのがおすすめです。
背の高いタイプは圧迫感や転倒防止に気をつけましょう。

観葉植物を使って仕切りにする
観葉植物はさりげなく目隠しをしてくれます。小ぶりなものでも大きい葉であればシェルフの上に置いて目隠し代わりになります。植物は部屋にやさしさも出してくれますね。

いかがでしたか?広いワンルームもその広さゆえに家具の配置が難しいことがわかっていてだけましたでしょうか。
ご紹介させていただいた家具のレイアウト方法など工夫次第で住み心地の良い空間にすることができます。人とは違う配置を楽しむことができるワンルーム、住みたくなってきませんか?