こんにちは。ルームスタイリスト、整理収納アドバイザーの安藤秀通です。東京47㎡の中古リノベーションマンションで男2人暮らしをしています。
オンライン講座やコラム執筆、ルームツアー付きセミナー開催など、普段から家の中で仕事をすることが多い私。「家の中でも季節を感じ、楽しく過ごしたい!」という思いがあります。そしてお客さまからも「家の中で季節感を出すにはどうしたらいいの?」というご質問をよくいただきます。
インテリアで季節感を楽しむにはどうすればいいの?
四季の移ろいが美しい日本。家の外では、春は桜が咲き、夏は蝉が鳴き、秋は紅葉があり・・・。1歩外に出れば季節を感じますよね。
私は以前の職業で、水族館や美術館のミュージアムショップやディズニーストアでディプレイを作る仕事をしていました。季節やイベントごとに店頭の装飾を変え、お客様に興味を持っていただけるよう、意識していたことを思い出します。やはりそこには季節感が不可欠!トレンドを感じるのは今のこの瞬間の季節、または1つ先の季節を取り入れたもの。住居のインテリアにもそれは言えます。
そのときの経験を活かし、現在は住居のインテリアスタイリングの仕事もしています。人の視線や触れた感覚から伝わる季節感。今回は、同じ部屋でもファブリックの使い方で雰囲気はガラッと変わるということを3つのポイントでご紹介していきます。
ポイント1.色で季節感を出す
色の印象、色で感じる温度感があるのをご存知ですか?
赤〜黄色系は暖かさを感じさせる「暖色」。青系は冷たさを感じさせる「寒色」。ネイビーやブラウンなど暗めの色は重厚感や安定感があり、重さや高級感、安心感を出したいときに使われます。パステルカラーなどの明るくて軽い色は柔らかさやポップさを表現したいときに使われます。10代以下向けの雑貨や赤ちゃん用品に使われることが多いですね。
お部屋の中にあるファブリックは毎日視界に入ってきます。上記にあるように色によってお部屋のイメージがだいぶ変わってきます。
我が家は現在、無印良品やIKEAの赤いクッションやIKEAの赤いペルシャ絨毯風ラグを使用しています。赤いファブリックの商品で秋冬は視界から暖かさを取り入れています。春夏は爽やかな白や涼しげな青を取り入れるのも良いですね!
ポイント2.素材で季節感を出す
秋冬だったらもこもこした手触りモノや、毛足の長いモノなどを使用すると温かみが出ます。IKEAのファーラグを敷くだけで温かみが出ます。
逆に春夏はツルッとした素材のモノや、デニムやコットンのような乾いた素材感のモノ、薄手のリネン生地などが涼しげで軽やかな印象を与えてくれます。今年の春夏は無印良品のオーガニックコットンのクッションカバーを使用予定。
素材から感じ取れる雰囲気もインテリアに活かしていきましょう。
ポイント3.面積で季節感を出す
季節感には視界に占めるファブリックの面積の関係もしています。
春夏に涼しさや軽やかさを演出したい場合にはラグを取り外して、ファブリックの面積を減らしてみるのも有効です。一気にすっきりとした爽やかな空間になります。
ラグを敷くことによって、ファブリックが床を覆う面積が増えるので温かみがあ出ます。冬などは特にアットホームさや暖かさを演出してくれます。ラグを敷いたところが憩いの場所になります。
ファブリックで季節感を取り入れ、おうち時間を充実させよう!
3つのポイントいかがでしたか。
少し意識するだけでも季節感を感じるお部屋ができあがると思います。ワクワクしながらお部屋作りをしていただけたら嬉しいです!
今後もお部屋を整理収納とインテリアで整え、快適に暮らしていくヒントをお伝えしていけたらと思います。お気に入りのお部屋作りの参考になったら嬉しいです。