家具のレイアウトが難しい正方形のリビングダイニング。部屋の畳数を見ると狭くはないはずなのに、なんだか家具のレイアウトが難しくなるのが正方形のリビングダイニングです。上手に家具がレイアウトできない、余計なスペースができてしまう、など正方形のリビングダイニングには家具のレイアウトの工夫が必要になってきます。
今回は、以前ご紹介した5つのコツを取り入れて、部屋のレイアウトパターンのアイデアを作成しました。家具のレイアウトのアイデアの参考にしてみてくださいね。
正方形のリビングダイニングはこんなタイプです
キッチンをふくめると縦長に見えるリビングダイニングも実際の形は正方形に近いという落とし穴がよくあります。キッチンを除いた場合に自宅のリビングダイニングがどのような形になっているか確認してみましょう。
今回は、こちらの間取りを使って、部屋のレイアウトを作ってみました。こちらの間取りの広さは決して広いとはいえないない、よくある約11畳のリビングダイニングです。
コンパクトな家具をレイアウト
リビングダイニングなど部屋が狭い時の家具のサイズ選びは、まず最低限の人数で使えるコンパクトなサイズの家具を選ぶのがおすすめです。
日本の家具メーカーやブランドは、日本の住宅事情に合わせてコンパクトなサイズの家具が豊富に揃っています。では、下のコンパクトな部屋のレイアウトの例をみていきましょう。
ダイニングテーブルとソファをレイアウト
1つめのレイアウトパターンはシンプルなデザインの4人かけダイニングテーブルと2人かけのソファを配置した、この間取りでは基本的なレイアウトです。
ソファの背面スペースに余裕があるので奥行の浅い書棚を配置しています。
ソファダイニングをレイアウト
次は、コンパクトなソファダイニングのレイアウトです。
ソファダイニングはダイニングテーブルよりも背が低く作られていて、ソファのようなリラックスできる背もたれのあるチェアをセットにした、ダイニングとソファの要素を兼ね備えたアイテムです。最近人気の狭いリビングダイニングの部屋には便利なアイテムです。
こちらのレイアウトでは、背の低いソファダイニングに合わせて、リビング部分には、簡単に動かせるクッションソファが2つあり、狭いスペースにくつろぎの空間を作っています。
リビングがコンパクトなレイアウト
正方形のリビングダイニングの場合、ダイニングテーブルを大きいサイズにするとソファが入らないこともよくあります。
でも、普段どのくらいソファを使っているかによっても、ソファ選のび方は変えてもよいものです。例えば、ほとんどソファ生活をしないのであれば、小さくてもよいのでは?こちらはそんなレイアウトのアイデアです。
1人かけソファをレイアウト
1つめのレイアウトパターンは、1人かけのソファをレイアウトしたパターン。
ダイニングテーブルは4~6人で使えるサイズを選んでいます。1人かけのソファの代わりに、コンパクトなL字ソファを配置するのもいいかもしれませんね。
ソファをベンチのようにレイアウト
こちらのレイアウトは、ソファの前にローテーブルを置かずに、ベンチのようにソファをレイアウトしたパターンです。
来客時もゆったりくつろいでもらうことができるレイアウトです。さらにソファの横にコンパクトなサイドテーブルがあるとコーヒーカップや本を置けたりと便利ですよ。
大きいダイニングテーブルをレイアウト
3つめは、幅180㎝の大きめなダイニングテーブルを配置しました。
ダイニングテーブルが大きい分、リビングはソファをリラックスタイプの1人かけソファ+オットマンを配置し座る人専用にします。
ダイニングがコンパクトなレイアウト
リビングがコンパクトなレイアウトとは逆で、ダイニングをコンパクトにしたレイアウトパターンです。普段食事はダイニングテーブルではなく、ほとんどがローテーブルでとるという方などにおすすめです。ダイニングがコンパクトな分、大きめソファでゆったりとくつろぐことができます。
それでは、ダイニングがコンパクトなレイアウトパターンを3つご紹介します。
カウンターテーブルをレイアウト
1つめはダイニングテーブルの代わりにカウンターテーブルを配置したレイアウトです。
軽食や家事、パソコンなどで使用するためだけ使う用にコンパクトにしています。ソファは幅が200㎝ある大きいサイズをレイアウトしています。
リビング収納も考えたレイアウト
こちらのレイアウトは、幅は大きいけど、奥行が小さめのサイズのソファを配置したレイアウトパターンです。
ソファの奥行きが小さい分、ソファの背後にスペースができるため、リビングに大きいサイズの収納が配置できるレイアウトです。
テーブルをカウンターに沿わせたレイアウト
こちらは4人かけサイズのダイニングテーブルをカウンターに沿わせて配置したレイアウトです。
ダイニングテーブルにチェアを対面で配置していないので、その分ダイニングとリビングの間に動線が確保でき、ゆったりできる大きいサイズのカウチソファが配置できています。
リビングとダイニングを兼用レイアウト
リビングとダイニングを兼用とは、リビングとダイニングのどちらかの家具を置かない、いさぎよい感じのレイアウトです。ダイニングテーブル、またはソファを置かないので部屋が広く見えすっきりします。
ダイニングテーブルを置かないレイアウト
1つめのレイアウトはダイニングテーブルを置かないレイアウトです。
普段食事はソファや床座で、またはコタツを置く予定という方におすすめです。ダイニングテーブルを置かない分、ソファを大胆に2台配置しています。家族でゆったりとくつろげそうですね。
大きめのソファダイニングをレイアウト
最後のレイアウトは、食事もでき、ソファのようにくつろげるソファダイニングを配置したレイアウト。
やっぱり食事は椅子に座ってとりたいという方におすすめです。食事もできますが、クッション材が入ったソファベンチはソファのようにくつろぐこともできます。ダイニングテーブルとソファを一体化した形になるので、空いたスペースには収納とワークスペースが作れますね。
いかがでしたでしょうか?正方形のリビングダイニングに家具をレイアウトするアイデアを10個ご紹介いたしました。
部屋を決める時や引っ越しの時だけでなく、模様替えのアイデアの参考にもしてみてくださいね。模様替えは気分転換になりますよ。