リビングダイニングが狭い部屋の方に人気のある「ソファダイニング」をご存知ですか?メーカーやショップによっては「ダイニングソファ」という名前で販売されているものもあります。ソファダイニングはダイニングのように食事もとれて、ソファのようにくつろぐこともできる1台2役の家具です。ダイニングテーブルとソファの両方を置くのが難しい、狭いリビングダイニングにおすすめです。
今回は、そんなソファダイニングのおすすめのレイアウトパターンとコーディネート例をご紹介いたします。
ソファダイニングとは?
ソファダイニングとは、カフェにあるテーブルのようにソファに座っても食事ができるよう、低めのテーブルとソファを合わせたダイニングセットのことをいいます。低めのソファは「ダイニングソファ」と呼ばれ、背もたれまでクッション材が入っているものが多く、長く座っても疲れにくいようになっています。
ソファダイニングは狭い部屋を有効活用できる優秀アイテム
リビングダイニングが狭い部屋は、ダイニングテーブルとソファ、限られたスペースに両方を置くのが難しいこともありますよね。例えば、下の9畳リビングダイニングに4人分のダイニングテーブル、2人掛けのソファをレイアウトしてみると、テーブルとソファの間が狭くて人が通れなくなります。
そのような場合に、ソファダイニングにすると、4人で食事もとれ、くつろげます。部屋のスペースにも余裕があり、リビングダイニングが広く見えますね。下の図は9畳リビングダイニングにソファダイニングをレイアウトした例です。
広くてもOK!実はどんなLDKにもおすすめ
狭い部屋におすすめと言いつつも、本当はどんなLDKにもおすすめのソファダイニング。引っ越しして部屋が広くなってもおすすめです。L字型ならダイニングテーブルよりも省スペースで配置できるので、リビングスペースを広くとれるなど、部屋を有効的に使えますよ。
ソファダイニングのレイアウトパターン
ソファダイニングの魅力は省スペースで家具を配置できることです。特にL字で組み合わせができるアイテムが多いので、部屋の角にぴったりと収まります。そこで、おすすめのレイアウトパターンを3つご紹介いたします。
ダイニングソファをL字でレイアウト
ソファをL字に配置したパターンは、1番部屋が広く見えるレイアウトです。キッチンに背を向けて配置すると、キッチンのごちゃごちゃしたものが目に入らず、くつろぎ度が増しますよ。4人以上で使う場合はスツールやベンチを足しましょう。
ダイニングソファを対面でレイアウト
対面での配置は、ひとりひとり、それぞれが立ったり、座ったりしやすいレイアウトです。ダイニングソファも1人かけで揃えれば、L字のように真ん中に座った人が出づらくなりません。それそれのくつろぎ重視の方におすすめです。
人が集まる場合のソファダイニングのレイアウト
来客など、人がたくさん集まる場合は、L字の配置にソファをプラスしたレイアウトにしましょう。1人がけのダイニングソファは必要ない時に動かせるので便利です。
畳数別、ソファダイニングのレイアウト例
ソファダイニングの魅力は省スペースで家具を配置できることです。特にL字で組み合わせができるアイテムが多いので、部屋の角にぴったりと収まります。そこで、おすすめのレイアウトパターンを3つご紹介いたします。
8畳リビングダイニング
8畳LDの場合、4人掛けのダイニングテーブルと2人掛け以上のソファを両方レイアウトすると手狭になります。ソファダイニングだけでレイアウトすると、収納家具などを余裕をもって配置でき、すっきりとしたリビングダイニングにできますよ。
9畳~10畳リビングダイニング
9畳~10畳のLDにソファダイニングをレイアウトすると、ダイニングスペースが省スペースで収まり、リビングスペースに余裕をもたせられます。L字型の配置なら、どこに座ってもリビングの中心に顔が向き、コミュニケーションの取りやすいレイアウトになります。
11畳~12畳リビングダイニング
11畳~12畳のLDでも、あえてソファダイニングを配置すれば、広々としたLDKに。リビングスペースが広くなり、小さなお子様がいる家庭などにおすすめです。
ソファダイニングはサイズとテーブルの形状に気を付けよう
ソファダイニングも様々な種類があって、選ぶのに迷いますよね。そこで使いやすさのポイントをご紹介します。
テーブルの高さとソファの座面高をチェック!
一般的なダイニングテーブルの高さは72㎝が多く、それに合わせてダイニングチェアの座面高も45㎝のものが多く販売されています。ですが、食事もくつろぎもできるソファダイニングは、カフェなどのように低めのサイズに作られていることがほとんどです。
そこで気を付けなければいけないのが、テーブルとダイニングソファのバランスです。例えば、ダイニングソファは低いのに、テーブルの高さが高いと使いづらくなってしまいます。手持ちのソファやダイニングチェアに合わせて揃えようと考えると失敗しかねないので気をつけるようにしましょう。
下の図は、使いやすいテーブルとチェア(ダイニングソファ)のサイズのバランスです。「差尺」と呼ばれるテーブルの高さと座面高の差が25~30㎝がよいと言われています。
テーブルの形状は脚が内側につけられているものがおすすめ!
カウチやベンチタイプのダイニングソファを使う場合、ダイニングチェアと違って簡単に動かすことができません。また、レストランやカフェのように、テーブルとソファを近づけて配置しないと食事や作業がしづらくなります。そんなレイアウトでは、脚が四隅にあると、座りづらくなってしまうため、脚が内側にある形状がおすすめです。
様々なソファやチェアの高さに合わせられる昇降式のダイニングテーブルは様々なシーンで活躍しますよ。1台2役で、部屋を有効的に使えるソファダイニング。最近では様々テイストに合うおしゃれなソファダイニングが増えています。お気に入りを探して新生活を楽しんでくださいね!