こんにちは。福岡の整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto です。男の子2人と単身赴任中の夫の4人で、3LDKのマンション暮らしをしています。
毎日の暮らしに欠かせないキッチン。素敵な空間になるとキッチンに立つことも楽しくなりますよね。3年前に中古で購入したわが家のマンションは、リノベーションなどは一切せず、購入時の内装のままもうすぐ4年目を迎えようとしていました。
そんなわが家ですが、ついに、ずっと憧れだったキッチン背面の飾り棚をつけることに。今回のDIYでは、キッチンの背面に壁紙を貼るところから、飾り棚の取り付けまでを行いました。
しっかりと下調べと準備をして取り組みましたが、実際に作業を経験することで学んだことも。経験したからこそわかるポイントや、準備すべきものなどをまとめていますので、キッチンを素敵にしたいなとお考えの方や、これからDIYに挑戦される方は是非参考にしてみてくださいね。
◼︎計画を立てる
飾り棚に使う棚受けの種類、壁の色、木材の種類などの情報を集めます。今回、棚板や棚受けを購入するお店は決めていましたが、他のメーカーのものを調べたり、SNSなどでも自分が納得いくまで情報収集をしました。お近くにお店がある方は実際にショールームへ足を運んでみるのも良いですね。
そして、飾り棚をつける上で最も大切なのが下地の位置。下地とは、石膏ボードのしたにある木の柱のこと。家の構造を支える柱ではなく、壁を支えるために柱と柱の間にある小柱のことをいいます。
棚板は重さもあり、下地がなければ取り付けることができないため、はじめに下地の位置を確認します。この時使ったのが下地センサーです。
下地センサーで位置を確認したあと、飾り棚をつけるための棚受けの位置を考えます。
板のサイズ、取り付ける位置など、しっかりプランニングをしましょう。棚受けの形状によって、支えることのできる板の奥行きや重さも変わってきます。
このようにしっかりと計画を立てておくことで、実際の作業がスムーズに。設計図を棚受けの販売担当の方に確認していただき、当初は2箇所と計画していた棚受けを3箇所へ変更することにしました。
◼︎準備をする
・サンプルを取り寄せる
壁紙はインターネットで購入することを決めていたため、実際の色味を見るために、何度かサンプルを取り寄せました。やはり画像で見る色や柄と、実際に届いたサンプルとではイメージが異なりました。
木材と棚受けはサンプルは取り寄せず、オンラインで購入。可能であれば、木材に関しても種類や色味を確認するためにサンプルを取り寄せたり、店舗にて実際に確認することでイメージと違った、という失敗を防ぐことができると思います。
また、木材は色味だけでなく、硬さもさまざま。初心者には取り扱いが難しいとされるものもたくさんありますので直接お店の方へ相談したり、初心者でも使いやすい木材であるかどうかを調べることが大切です。
・道具を準備する
マスキングテープ、電動ドライバー、下穴用のドリルなど道具を準備します。棚板が床と水平に取り付けができているかどうかを確認するための水平器はiPhoneのアプリケーションで対応。なるべく家にあるもので作業をしたいという思いから、カッターマットは手持ちの小さなものを使ったため、壁紙をカットする際には少し時間がかかってしまいました。
また、持っていた電動ドライバーではまっすぐネジを回すことができず、ドリルを延長するためのエクステンションホルダーを買いに行くハプニングも。棚受けに対してドライバーがうまく回るかどうかの確認も忘れずに。
◼︎作業に取り掛かる
・壁紙を貼る
壁紙を貼るのも初めての作業。そこで今回は、簡単に貼ることができ、賃貸でも使用可能な貼ってはがせるものを選びました。
壁紙を貼る時に気をつけたいのがコンセントの位置。コンセント部分はマイナスドライバーでカバーを外し、さらに中の枠を外してから壁紙を貼ります。そうすることでコンセント周りも綺麗に壁紙を貼ることができます。
・棚板を取り付ける
棚板を取り付ける時に必要となる作業が下穴を開けること。下穴を開けることで、ネジをまっすぐ打つためのガイドとなるだけでなく、木が割れることを防ぎ、綺麗に取り付けを行うことができます。
次に大切なのが、取り付け位置のマーキング。水平器を使用し、正確に取り付ける位置を決めていきます。ここまで準備が整えば、あとはマーキングした位置に合わせて、棚板を取り付けるだけです。
いかがでしたか。
作業途中でホームセンターに走ったり、違うところに下穴を開けてしまったりと、ハプニングも多々あった今回のDIY。そんな経験も含め、自分自身で作業をし手を加えることで、理想的な空間になっただけでなく、キッチンへの愛着がさらに増しました。
棚板は下地への固定が必要なため、賃貸では難しいかもしれませんが、壁紙は貼ってはがせるものをチョイスすることで、賃貸にお住まいの方でも簡単に貼ることができます。一面だけ壁紙の色を変えるだけでもお部屋の印象をガラッと変えることもできますので、是非チャレンジしてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto