片付けのプロがお伝えする、本の整理術 3STEP

本の整理

こんにちは!整理収納アドバイザーのすぎたともみです。皆さんは、本を読むのが好きですか??私は実用書やファッション雑誌などを読んだり、子どもと絵本を眺めたりと、日常の中で本に触れる時間を大切にしながら暮らしています。

読書好きな方に多いお悩みが、ついつい本が増えすぎてしまうこと。新しい物語や情報は続々とリリースされるので、自分の読むペースとの兼ね合いが難しかったりもしますよね。

増えてしまった本の整理を試みても、手に取った本を読み始めてしまい、結局思ったほど量を減らせなかったご経験はありませんか?本が好きな方や、じっくり本を読む時間を取りたい方にこそ、定期的に本の整理をすることでより読書の時間を楽しんで頂きたい、そんな気持ちを込めて、本の整理方法をご紹介します。

STEP1 本を集める

本の整理

あなたの家には何冊の本がありますか?出しっぱなしの読みかけの本、リビングの棚に入っている雑誌のバックナンバー、納戸の段ボールに入りっぱなしの懐かしい本、全て一か所に集めてみましょう。量が多くて全部が難しい方は、一か所ずつや、カテゴリーごとでも構いません。懐かしい本を手に取ると、つい読み始めてしまうという方も、この時はグッとこらえて、整理が終わってから時間を取りましょう。

本の整理

大量の本をお持ちの方は、ざっくりと本を分けてみるのもおすすめです。小説がお好きな方は、作者ごと。実用書が多めな方は、ジャンルごと。雑誌などはタイトルごとに集めてみます。それぞれの数やボリュームを見て、今の自分の興味や関心、ライフスタイルに対して違和感はありませんか?

たくさんの本を集めてみると、こんな気づきが得られます。

・思っていたよりも量が多かった

・ある事すら忘れていた本があった

・買っただけで読んでいない本も結構ある

・どれもお気に入りだと思っていたけど、並べてみると優先順位が見えてきた

・同じ本を2冊持っていた

・似たような本が多い

・昔は好きだったけど、今は興味が薄れてきた本もある

こんな気づきは、次に本を選ぶ時の重要な材料になります。

STEP2 本を手に取り、要不要を考える

本の整理

本を一冊ずつ手に取り、次に読むシーンを想像してみましょう。本を持つ目的がはっきりあれば残してOK。パラパラと風を通して湿気を逃がしてあげることも、本の保管には大切な作業です。

判断に迷った時はこんな質問をしてみてください

「いつかまた読もう。の、いつかは来た?」

本が好きな人ほど新刊書籍へのアンテナも高く、読みたい本が次々に見つかるはず。そう考えると、過去の本の再読は難しいのではないでしょうか?今までに読み返した経験が、実際にあるかを思い出してみて下さい。ベストセラーは図書館や古本市場にも出回る可能性が高いので、どうしても必要になった時はそちらも視野に入れておくと手放しやすくなります。

「その本の情報は古くない?」

情報には鮮度があります。特にファッション雑誌などは流行の移り変わりも早いため、バックナンバーを読み返す機会は少なくなります。また、自分自身の結婚、出産、子育てなどのライフスタイルが変わることで、必要な情報にも変化があります。今の自分にフィットする情報かどうかを定期的にチェックしましょう。

「その本、全部丸ごと必要?」

本のボリュームに対して、自分に必要な情報はほんの少しだけ、ということも少なくありません。心にとめておきたい文章や、再現したいノウハウは、ノートに書き留めることでも残しておけます。お気に入りの写真ページなどはスクラップして保管すると、スペースがグンと減らせます。

STEP3 不要な本を手放す

本の手放し方

不要な本がまとまったら、無理のない方法で手放しましょう。ここでは4つの手放し方をご紹介します。それぞれメリットデメリットがあるので、自分に合った手放し方を見つけましょう。

・フリマアプリで手放す

新刊や人気のある書籍であれば、金銭的な利益が期待できる手放し方です。ですが、売れるまでの保管場所が必要になることや、梱包、発送などの作業が伴うことも視野に入れて取り入れましょう。忙しい人や手放す本の量が多い人にはおすすめしません。

・リサイクルショップや古本屋での一括買取、宅配買取を利用する

大量の本をいっぺんに手放す事ができ、多少の利益も得られる手放し方です。買取してくれるショップへ持ち込む、もしくは自宅に居ながら完結できる宅配買取サービスもあります。状態の良い書籍を多数お持ちの方には、便利にご利用頂ける手放し方です。

・図書館などの施設に寄付する

地域の図書館に寄付という方法も、手軽な手放し方としておすすめです。新刊や話題の書籍は予約待ちをしている方も多いので、特に喜ばれるかもしれません。図書館以外にも、保育施設や被災地など、本の寄付を受け付けている窓口は多々あります。

・古紙回収で処分する

できるだけ早く、手間をかけずに本を手放したい方や、本の劣化や汚れが酷く二次流通が難しい状態の本は、古紙の回収日に手放しましょう。地域ごとに回収日が決まっているので、それまでは自宅での保管が必要になりますが、今後も定期的に回収の機会が続いていくという点で言えば、本を手放す習慣が作りやすい手放し方だと思います。

本の整理は、心の整理にも…

いかがでしたでしょうか?本の整理の大きなポイントは、「今」の自分の気持ちや興味と向き合うこと。本棚には、過去の自分がやりたかったことや好きだったことがたくさん詰まっています。そのひとつひとつを手に取りながら要不要を決めていく作業は、心の整理にもつながります。あなたの「今」と「未来」に寄り添ってくれる本を選んでみて下さいね。

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