ダイニング横にあるシステムキッチンの背面収納は、奥行き約20cmの小さな収納スペース。A4サイズが入らないため、何を収納するのかとても難しい場所でもあります。
リビングの中心に位置する収納スペースだからこそ家族全員が使いやすい収納にしたい!だけど、使える収納用品も限られているため難しい、と思われている方も多いのではないでしょうか。そこで、今回はわが家のキッチン背面収納の活用方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
わが家のシステムキッチンは、Panasonicのシステムキッチン(LS-i KITCHEN)です。ダイニング側の背面収納には、大きく分けて3つの収納場所があります。
一つ当たりの収納スペースは、高さ520mm×幅765mm×奥行き210mmに奥行き20cmの可動棚が一枚ついているタイプ。わが家では、大きく3つの分類に分けて、収納するモノを考えています。「家族共有のモノ」「在宅ワークスペース」「コンセントが必要なもの」です。それぞれどのような収納用品を使って、どのように収納しているのか、ご紹介します。
家族共有のスペース
リビングスペースに一番近い右側のスペース。そこには、子供たちがリビングで使うものを主に収納をしています。折り紙やハサミやテープなどの工作セットから、爪切りなどのリビングで使う細々したものまでさまざまです。
ここでのポイントは「片付けやすさ」。扉のついた収納スペースは、扉を開けるだけでも一つの動作をしていることになります。子どもたちがよく使う「ハサミやのり」などは、扉をあけるだけでひと目でどこにあるのか分かり、出し入れを簡単にしています。
また、たまに使う爪切りやばんそうこうなどの細々したものは、小さな引き出しを利用。1つのものに対して1つの引き出しを割り当てて定位置をつくっています。
子供が自分自身で使うものだけはラベリングをして、誰かに聞かなくても収納場所がわかるような仕組みにすることで、「あれどこ?」と声をかけられることも減り、母の負担もグッと少なくなりました。
在宅ワークスペース
ダイニングで仕事をしているため、ノートや一眼レフのカメラ、ガジェット類などは全て真ん中のスペースに。ダイニングから最短の場所に収納スペースを作ったことで、片付けのハードルも下がり、食事と仕事の切り替えもスムーズです。
ペンや細々した文具などはカゴにひとまとめにして、見た目にもスッキリ。深すぎないカゴを使うことで、どこに何が入っているのか把握やすいのもポイントです。また、カゴの中は、細かいものが埋もれないように区切っているため、修正テープや消しゴムなどの細々したものを探す時間もほとんどありません。
さらに、カゴの下には、ごちゃつきがちなガジェット類を木製の引き出しに収納。引き出しの中とはいえ、木製の収納用品はカゴとの相性もよく、見た目にも温かみがあるため、この空間は私のお気に入りのスペースです。
また、たまに使う大きめのテープやラッピングで使うものは、無印良品のソフトボックスにざっくり収納。この収納ボックスは、縦に置くことができませんが、横向きに置くことで、見た目もスッキリ収納することができますよ。
コンセントが必要なもの
使う時にキッチンカウンターのコンセントが必要なものは、コンセントから近い一番左のスペースに収納しています。ミシンや美容スチーマー、ネイルのグッズなどです。さらに、一年に1度出し入れする年賀状も、ダイニングで書くためここに収納をしています。
ここには、ミシンを使う時に必要な「裁縫グッズ」も一緒に収納をしています。大きめの裁ちバサミや小さなハギレなどは、無印良品の「やわらかポリエチレンケース・ハーフ・中」を活用。
また、無印良品の「スチール工具箱1」には手縫いなどで使う基本の裁縫道具をひとまとめにしています。ボタンつけなどミシンを使わない裁縫のときには、このボックスだけで充分です。このように、同じ裁縫グッズでも、使う頻度によって収納を分けることで、出し入れのしやすさにつながることもあります。
いかがでしたか。キッチン背面収納は、奥行きが小さく、使える収納用品が限られているため、難しいスペース。しかし、家族が集まる場所だからこそ、そのスペースを上手く活かすことができれば、とても便利な場所にもなっていくと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto