こんにちは!整理収納アドバイザーのすぎたともみです。皆さんは普段、お菓子作りをしますか?私はシフォンケーキやプリンを作ったり、子どもと一緒にクッキーを焼いたりと、時々ではありますが、日常の中でお菓子作りを楽しんでいます。今回は我が家のように、少ない頻度でお菓子作りをされる方向けに、製菓用品の整理と収納方法を4つのステップでご紹介します。
STEP1 まずは製菓用品を全部出し、持っているアイテムを確認

お手持ちの製菓用品を全て出してみましょう。時々しか使わないモノはいつの間にか持っていることを忘れてしまいがち。似たようなアイテムがたくさんあった!なんて事態に繋がります。まずは全てのアイテムを把握し、使わないモノは整理を検討してみて下さいね。

特に増えてしまいやすいのは、ケーキやクッキーの型。種類も多く、ケーキ型はサイズも大きいので、バリエーションを揃えるとかなりのスペースを占領します。お菓子作りは時々する程度という人は、使い捨ての紙製の型なども上手く利用し、よく使うアイテムに厳選しましょう。クッキーの型も、小さくて可愛いのでついつい買い集めてしまいますよね。お子さまが小さな頃は喜んで使っていた型も、成長に伴って疎遠になっていませんか?また、お菓子作りには流行もあります。流行った時に迎え入れたアイテムも、今後使う機会があるかをイメージしてみましょう。
STEP2 使用頻度で分ける
ひとくちに「製菓用品」と言っても、お菓子作りの時のみに使うアイテムもあれば、普段のお料理にも使うアイテムもあります。

例えば、ケーキ型、ホイップ用の泡立て器、チョコレート作りに使う温度計、刷毛などは、私にとって、お菓子作りの時のみ使う、使用頻度の低いモノ。時々しか使わないアイテムは、キッチン収納の中での優先順位も低いため、収納場所は手の届きにくいところでも大丈夫です。

一方で、シリコンカップ、小さめの抜き型、木べらやスパチュラなどは、普段の料理やお弁当作りにも使うため、私にとっては使用頻度が高いモノとして認識しています。こういったアイテムはお菓子作りだけに用途を限定するのではなく、日常使いをすることで稼働率を上げます。逆に、使い道が固定された専用アイテムを増やしてしまうと、持ち物の量も増えてしまうので気を付けたいところですね。日常使いするアイテムは、気軽に手に取れるスペースに収納します。
このように、全ての製菓用品をまとめて収納するのではなく、使用頻度で仕分けをした上で使いやすい定位置を決めると、効率の良いキッチン収納が出来上がります。
STEP3 使用頻度の高いアイテムは、手の届きやすいところに収納する
STEP2で仕分けをした普段の料理やお弁当作りでも使いたいアイテムは、日常使いのキッチンツールと一緒に収納しています。

木べらなど長さのあるツールは、立てて収納するとスッキリ収まります。取り出す時にはスッと手に取れて、片付ける時は上から放り込むだけ。

小さめサイズのスパチュラなどは、手元に近い位置にある浅い引出しが定位置。ここには小さめなキッチンツールで、使用頻度の高いアイテムを揃えています。

お弁当にも使えるシリコンカップや抜き型は、我が家ではカトラリーと一緒の引き出し内に収まっています。
STEP4 使用頻度の低いアイテムは、手の届きにくいところでもOK
ケーキ型や泡立て器など、お菓子作りの時だけが出番のアイテムは、使用頻度が低いモノとしてざっくりまとめ、少し手の届きにくいところに収納してOKです。

ケーキ型も収まる、大きめのカゴにひとまとめにしておくと、使いたい時に迷わず取り出せます。使用頻度の低いアイテムについては、キッチリと整った収納よりも、ざっくりとした大らかな方法で十分だと感じています。お菓子を作りたいなと思ったらこのカゴを出せば見つかる、という状態が出来ていればOK。気軽にお菓子作りを楽しめますよ。

カゴにまとまったらラベリングを。無くても中身は分かるかもしれませんが、何の指定席かをはっきり明記しておくと、他のアイテムが紛れ込むことを防げるのです。

カゴにまとめた製菓用品は吊戸棚に収納しています。吊戸棚などの高い位置に置く収納ボックスは、持ち手付きのものや、指が引っかかるタイプのものを選ぶと取り出しやすくなります。
叶えたいのは「気軽にお菓子作りを楽しめる日常」

私にとって片付けは、暮らしを楽しむ土台づくりだと考えています。「もっとお菓子作りをしたいけど、余裕が無くてなかなかできない。」そんなお悩みはありませんか?製菓用品を整理してみると、そのハードルがスッと下がる感覚を味わえます。「お菓子作りを気軽に楽しめる日常」を、片付けからスタートさせてみませんか?