こんにちは。整理収納アドバイザーのNami Sasakiです。わが家は、夫と私、3人の男の子の5人家族。築9年の戸建て住宅で暮らしています。
世の中が大きく変化し、自宅で仕事をする人が増えていますよね。
私もそんな一人。
在宅ワークスタイルの私の仕事場は、自宅のダイニングの一角。そのため、ダイニングはいつもすっきり片付けておくようにし、その横には仕事関係の書類がズラリと並びます。自宅で仕事をするからこそ、ON/OFFの切り替えがとっても大切。
今回は、在宅ワークが効率よく進むオススメの収納方法をご紹介しますね。
⒈ゾーン分けして仕事時間にメリハリをつける
ダイニングの横に常設したのは、無印良品の「スタッキングシェルフ」。ここで仕事と子供の学校関係のこと、すべての事務作業を整えます。書類や作業そのものが混在してしまわないように、わかりやすく収納することが大切。
使うものを使う場所の近くに収め、使う人の動きに合わせて収納すれば、無駄な動きを大幅にカットすることができます。
スタッキングシェルフのリビング側を学校関係(右)、ダイニング側を仕事関係(左)と「ゾーン分け」。
そうすることで、どちらの事務作業もスムーズでかつ混在してしまわないように分けました。場所を2分割することで、時間にメリハリをつけるという効果も。
家族と一緒に使うものは、リビング側に分かりやすく収納。誰が見ても一目瞭然で、使いやすく、取り出しやすい収納にし、「あれどこ~?」と聞かれなくても済むように。
ダイニング側には、仕事関係の書物がずらりと並びます。仕事中、ダイニングに座ったまま手を伸ばせば、わざわざ席を立つ必要がありません。
⒉移動式でどこでもデスクに変身!
自宅で仕事をするには、すぐに集中できる環境づくりが大切。アイデアが思いついたら、いつでも仕事に取り掛かれるよう、必要なものにすぐ手が届く収納が効率化につながります。
例えば、「スタッキングシェルフ」の上には、いつでも仕事に取り掛かれるよう、ノートパソコンがスタンバイ。よく使う道具は、引き出しにしまい込みません。
ノートパソコンとセットで移動させるのが、“1軍の文房具セット”。文房具も全て1アクションで手に取れるようにしています。
この2つさえあれば、ダイニングがいつでもデスクに早変わりするという仕組み。やりかけの仕事に取り掛かるのもスムーズです。
パソコンケースにPC機器を収納しておけば、ひとまとめに収納でき、出先に持ち出すのもスムーズ。あとはノートパソコンをケースに入れれば、子供の習い事のお供にサッと持ち出すことができます。時間を無駄にしない、収納の工夫です。
⒊グルーピング収納で効率化
「グルーピング収納」とは、1つの作業について必要な道具をひとまとめに収納すること。作業に無駄な動きをなくす効果があります。
例えば、会計業務。
・電卓
・帳簿
・ペン
・付箋
・伝票…など。
会計業務を行う時に必要な道具をグルーピングしておけば、その作業の度にあちこちから道具を取り出す必要がありません。無駄な作業をカットして効率よく動く。体も頭もすっきりとし、シンプルに動きやすくなるコツです。
こうして整った私の“自宅の傍らオフィス”は、まさに理想の空間。専用のデスクが持てず、ダイニングの一角の小さな空間でも、収納で工夫をプラスすることで仕事の効率化が叶ったのでした。ON/OFFの切り替えが難しい在宅ワークで必要なのは、仕組みづくりなのかもしれませんね。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。