梅雨前に確認しておきたい、クローゼットの湿気&カビ対策と収納ルール

こんにちは。福岡の整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto です。男の子2人と単身赴任中の夫の4人で、3LDKのマンション暮らしをしています。

全国的に梅雨入りが早い今年。梅雨の準備ができていないまま梅雨を迎えてしまったという方も多いのではないでしょうか。梅雨の時期、家の中の湿度が上がることで、大切な洋服やモノがカビてしまった!という経験はありませんか。

実は、私もその一人。今のマンションに引っ越してきた最初の年に、家中がカビの被害に合ってしまったという苦い経験をしています。モノはそれほど多くなかったため、対策を怠ったことでカビの被害に遭ってしまったのです。

そんなわが家が、梅雨時期に取り入れている湿気&カビ対策をご紹介します。昨年はしっかり対策をしたため、カビはどこにも発生することはありませんでした。大切なモノがカビの被害に合わないようにするためにも、早めの対策がオススメです。

今回は多くのモノを収納するスペースであり、特に湿度が溜まりやすくなってしまう、クローゼットについてお話しします。ぜひ参考にしてみてください。

1. 埃、汚れを取り除く

埃や汚れはカビの栄養分となってしまうと言われています。

2年前のカビ被害にあったものたちの多くは、バッグの持ち手やホコリが付着しやすいカゴなどの収納グッズでした。少しでも汚れや埃が溜まっている状態で、温度と湿度が上昇してしまうとカビは一気に発生してしまうのです。

衣替えの時に一度クローゼットのものを出して、空気の入れ替えを行うとともに、天井や壁、収納ケースなども拭いておくと安心ですね。エタノール等を使って、拭く際に除菌をするのもオススメです。

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埃や汚れがたまりにくくするために、掃除をしやすくすることも大切。埃が溜まりやすい場所には、収納ケースにキャスターをつけたり、すぐに移動できるように収納ボックスを積み上げすぎないようにしましょう。

2. 風通しをよくする

扉が付いていることが多いクローゼット。湿気が停滞してしまうとカビの原因になってしまうため、空気の流れを作ってあげることを意識しましょう。

風通しをよくするためには、洋服やモノがぎゅうぎゅうに詰まっているという状態は避けたいところ。とはいえ、ハンガーとハンガーの間に風が通るほどの隙間を持たせるのも難しいのではないかと思います。

そんな場合は、サーキュレーターなどを使って1日1回でも風を通してあげることをおすすめします。湿気の溜まった空気を停滞させない、ということを意識してみてくださいね。

収納ボックスの詰め込みすぎも注意が必要です。空気を流してあげられるように、クローゼット内の収納も8割で収めることを目指して余白を作ってあげることを意識してみてください。

また、思い出のモノや紙製・かご類の収納ボックスは、なるべく湿気がたまりにくい上段に置くように意識してみると良いですね。

3. 湿度の管理

2年前、わが家にカビが大発生してしまった一番の原因はこれでした。

気温が高くて雨の降る日でも空気を入れ替えたくてよく窓を開けており、家の中の湿度が80%近くあった時も。モノも少なかったし、掃除も比較的していたので大丈夫だと思ってしまっていたのです。

それからは、湿度は70%以下に、室内が暑くなってしまう時は、クーラーの除湿をつけるようにしました。また、除湿器も取り入れ、室内干しの際やクローゼットや押し入れも湿度が上がり始めたら使用することを習慣にしています。

ロウヤ コンプレッサー式衣類乾燥除湿機

また、湿気の溜まりやすい棚の奥やクローゼットの隅、思い出の品々を入れているボックスの中には調湿効果のある炭を入れています。市販の水が溜まるタイプの除湿剤を使用していたのですが、捨て忘れやゴミの量が気になり、繰り返し使えるタイプに切り替えをしました。

出雲カーボン株式会社 炭八

クローゼット内で紙製のボックスを使用されている方は、除湿シートなどを敷くなどの対策をしておりくと安心かもしれませんね。

いかがでしたか。条件が揃ってしまうと一気に発生してしまうカビ。大切なモノや洋服をきれいに収納しておくためにも、特にこの梅雨の時期は湿度対策をしっかり行ってみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto

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