こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上 のぞみ です。3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人、時々保護猫と暮らしています。
収納には「隠す収納」と「見せる収納」があります。どちらにも一長一短があるので使い分けできるのが一番ですが、今回はよく使うものにおすすめしたい「見せる収納」についてお話します。
見せる収納のメリットとデメリット
まずは見せる収納のメリットとデメリットを両方理解しておきましょう。
メリット
- 動作の回数が少なく済むので、ものの出し入れがとにかくラク。
- 引き出しや建具がついた収納のように開け閉めのためのスペースが必要ない。
- 収納の基本である「使う場所の近くに収納する」を叶えやすい。
デメリット
- 収納用品や収納の仕方によっては雑然と見えることも。
- 長期間使わず動かさないものはホコリがかぶりやすい。
- 居場所の決まっていないものを周りに置いてしまい、散らかる可能性あり。
見せる収納で家族を家事に巻き込む
メリットとデメリットを理解すると、見せる収納は日常でよく使うものからチャレンジしてみるのが良さそうですね。
「もう少しラクに掃除ができるようになりたい」「こどもに自分のものは自分で取ってほしい、仕舞ってほしい」というような場合も、見える収納に変えることで自分や家族の行動に変化があるかもしれません。
見せる収納用品の選び方
収納用品を使って見せる収納を取り入れる場合、収納用品もインテリアの一部となるので、機能面と見た目、両方の満足度が高いものを選びたいですね。
同じものを並べる
同じ収納用品が並んでいる姿は、数が多くても整然とした印象を与えます。ただし収納用品を先に揃えるのではなく、中に入れるものを整理するところから始めてくださいね。また中身がわかるように、入っているものを明記(ラベリング)することも大事です。
かごと布
自然素材でできたかごは、形がちがっても素材で統一感を出すことができます。インテリアにも馴染みやすく、あたたかい雰囲気を出してくれるのでおすすめ。
木製の収納用品は雰囲気をワンランク上げてくれます。
お気に入りの布をかぶせるだけで雑多なものも隠すことも。布はフタ付きの収納用品と比べて中身を取り出すのが簡単。毎回布をかけるのが億劫な場合は、気になった時やお客さんが家に来るときだけでもOKです。
細々したアクセサリーなどはトレーなどの土台の上に置くだけでもインテリアとしてまとまります。
収納用品を選ぶ際は、雑然とした印象になるのを避けるために、部屋のインテリアと色味やテイストが調和するかどうかも選ぶポイントになってきます。
片づけが苦手な人にこそ取り入れてほしい、見せる収納
今回は片づけが苦手な方にこそ取り入れてみてほしい、見せる収納についてお話ししました。動作の回数を減らし、家族を巻き込むことで毎日の暮らしがラクになるのでぜひ試してみてくださいね。