こんにちは。整理収納アドバイザーのNami Sasakiです。わが家は、夫と私、3人の男の子の5人家族。築9年の戸建て住宅で暮らしています。
お店のようにお洋服が美しく並ぶクローゼット、憧れですよね。お洋服が心地よく陳列されていると、手に取りたくなり、着てみたいと思うもの。ここでは、毎日のお洋服選びがそんなふうに楽しくなるクローゼットのつくり方をお伝えしたいと思います。

1.ハンガーを揃えて、スペースに余白を生み出す。
クローゼットに全てのお洋服をハンガーで掛けることができたら…と一部屋分丸ごとハンギング収納(ハンガーに掛ける収納)にした経験があります。でも残念ながら失敗。ハンガーの必要数が多すぎたこと、お洋服が窮屈そうでかえってシワになってしまったことが原因で、長くは続きませんでした。たいていのクローゼットは、理想よりも小さくスペースが限られたもの。大切なのは、その中でいかに工夫して心地のよいクローゼットを作るか、です。
まずカギとなるのは、ハンガー選び。ハンガーは同じもので統一すると、省スペースでたくさんのお洋服を収納することができますよ。

トップス用のハンガー、ボトム用のハンガー。わが家はこの2種類でクローゼットを構成しています。どちらもスリムなものを選べば、小さなクローゼットでもたくさんのお洋服を収納することができます。

実は、洋服にはハンギングした方ががいいものと、そうでないものがあるんです。例えばシャツやブラウスなどは、シワを防ぐためにハンギングするのがおすすめ。アウターやジャケット、ワンピースなども。畳むとシワになったり、かさばったりしてしまうものはハンギングしましょう。

ボトム用ハンガーに掛けるものの基準は、センタープレスがついたもの。
きれいめなボトムはハンギングしますが、カジュアルなものは、ハンガーに掛けるには重くかさばるので、畳んで引き出しに収納します。
2.一目瞭然の引き出しをつくる。
優先順位を決めてハンギングしたら、残りは畳んで引き出し収納に。
主に、コットン素材のもの。カジュアルなボトムやカットソーなど。畳むことで手アイロンを掛けられ、ハンギングするより省スペースで収納できるんです。

無印良品/スチール仕切り版
引き出しの中は、上から見た時にすべてのお洋服が一目瞭然で分かるように、立てて収納。こうすると、下の方でお洋服が眠ってしまうことを防げますよね。洋服が少ない時は、倒れてしまわないようにブックスタンドなどで仕切る工夫を。
3.アイテム別に並べて、選びやすく。
ハンギングするものと畳むものが分けられたら、次はアイテムごとにカテゴリー分けしてききます。

例えばハンギングスペースなら、
- アウターやジャケット
- ニット
- シャツやブラウス
- ワンピース
アイテムごとに分けることで、
「今日は何を着ようかな?」
と、まずは気候やシーンに合わせてトップスを選び、次にボトムスを選ぶ…と、コーディネートを決めやすくなります。

引き出しには、「1つの引き出しに1つのアイテム」というルールがポイント。
- ボトム用の引き出し
- カットソー用の引き出し
- アンダーウェア用の引き出し
カテゴリーごとに収納を分けることにより、用途に沿った洋服選びがスムーズに進み、コーディネートもしやすくなりますよ。
いかがでしたか?クローゼットのルールを上手に活用して、理想のクローゼットをつくってみてくださいね。きっと洋服選びが楽しくなるはず。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
整理収納アドバイザー Nami Sasaki