家づくりに採用する人が最近増えている、洗濯物の室内干しスペース。わが家も洗面脱衣室を兼ねたランドリースペースを作ったことで、毎日の洗濯がとても楽になりました。
ただ、やみくもにスペースを確保するだけでは、有効活用できないことも。今回は、使いやすいランドリースペースを作るために大事な5つのポイントをわが家の実例とあわせて紹介します。
- キーコン 住宅収納スペシャリスト
- 夫と息子2人の4人で、収納にちょっとこだわった一軒家に暮らしています。収納や動線が暮らしやすさにつながることを実感して、家づくり情報の発信を始めたインスタグラムアカウントKEACON HOMEは、現在4万人を超える方にフォローして頂いています。整理収納アドバイザー1級
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1. ランドリールームの場所は洗濯機のそばに
洗濯が終わった後の、濡れた衣類。洗濯機から出して、かごに移して、物干しざおのあるベランダや部屋まで移動させるのって、実は結構重労働!室内干しスペースを作るのに、おススメな場所は洗濯機のある洗面脱衣室。お風呂のときに脱いだ服をそのまま洗濯機にいれられるし、物干しざおが洗濯機のすぐ側にあれば、干すときに入れて運ぶ必要もありません。
広さなどの関係で、洗面脱衣室につくるのが難しい場合は、移動がなるべく短くなるように洗濯機と同じフロアに計画を。濡れた洗濯物を抱えての階段の上がり降りは、なかなか大変です。
2. 物干しざおは間隔を空けて乾きやすさアップ
室内干しをすると、気になるのが生乾きの嫌な臭い。長時間湿ったままの状態が続くと、雑菌が繁殖して臭いの原因になってしまいます。乾きやすくするためには洗濯物同士の間隔をあけることが重要。わが家では、洗濯を干すために1.5mの物干しざお2本を使用していて、物干しざお同士の間隔も、服がぶつからないように60㎝程あけています。
3. 干しているときに邪魔にならない位置
物干しざおを取り付ける位置も、しっかり考えておきたいポイント。洗面台の前だと手洗いや身支度をするときにストレスになるし、通るときにのれんのようにくぐらないと行けない場所もNG。物干しざおを取り付ける場所は、干している間、家族があまり使わない場所に。わが家では、お風呂の時間以外あまり使わない脱衣スペースを活用しています。
4. 部屋を区切って除湿器をオン
洗濯物を早く乾かすために、有効なのが除湿機やサーキュレーターを使用すること。わが家では洗濯を干した後、洗面脱衣室のドアを閉めて除湿機を掛けるようにしています。ドアを閉めることで、乾燥させるスペースが狭くなって除湿機の効率もアップ!夜干しした洗濯物が、春~秋は朝には、気温が下がる冬場は昼頃には乾いています。
洗濯物に風をあてられる位置に、除湿機用のコンセントを作っておくのをお忘れなく。
5. ちょい置き&作業ができるカウンター
室内干しスペースで乾いた洗濯物を畳んだり、アイロン掛けをしたりしようと考えているなら、ぜひ作っておいて欲しいのがちょい置き&作業に使えるカウンター。畳んだ洗濯物の置き場に困らないし、立ったまま作業ができるので動作も楽。しゃがんで床に置いたり、蓋を閉じた洗濯機の上に置いておくよりも、動作やストレスがぐっと減らせます。
いかがだったでしょうか。しっかり乾く、毎日使える室内干しスペースを作って、毎日の洗濯の負担をを少しでも楽にしていきたいですね。