こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上 のぞみ です。3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人、時々保護猫と暮らしています。
日々の暮らしの中でよく使う日用品。料理や洗濯、掃除といった家事の背景には、すべてストック管理というもうひとつの家事が存在しています。日用品の持ち方を見直し収納を整えることで、暮らしの小さなストレスが取り除かれ、家事をラクにしてくれますよ。
そのストック本当に必要?
日用品はその多くが使い捨ての消耗品なので、無くなればまた購入する、のサイクルから抜け出しにくいもの。多くの家庭で使われているので使って当たり前という固定概念を持ってしまいがちですが、自分や家族の暮らしをよく観察してみると、無くてもいいものや減らすことができるものも意外と見つかります。
無くすことや減らすことで、在庫管理の負担は大きく減り、収納スペースはその分増え、家計の節約、ゴミを減らすという環境アクションにもつながっていきます。「自分や家族に必要なものを必要なだけ持つ」ということをまずは意識してみてください。
使う場所の近くに定位置をつくる。
収納は使う場所の近くにしまうのが基本ルールです。日用品といっても様々なジャンルのものがあるので、家の中の1箇所に集中している必要はありません。
例えばティッシュは一番よく使うダイニングから近い収納スペースへ。購入したらすぐにバラして、ファイルボックスに収納しています。
ラップやアルミホイルのストックはキッチンのシンク下のファイルボックスへ。
シャンプーやボディソープなどは洗面下収納でファイルボックスのハーフサイズを使って一目でストックの状況が分かるように。
使っているものが無くなってストックのものを取り出すとき、なるべく歩く歩数が少なく、引き出しを開けるなど動作の回数が少なく済むよう収納場所を考えましょう。
ストックを持つ量を決めておく
ストックを持つ量を決めていない場合、買い足すタイミングが分かりづらかったり、安いときにたくさん買うという現象が起こりがちです。さらに一度にたくさん買うと収納に入りきらず、とりあえずあいているスペースに置いてしまい、使うときにどこにあるか分からない。ということも。
家族の人数やライフスタイルによって、消耗品のなくなるスピードは違ってきます。まずは自分の家でその日用品をどれくらいのスピードで使い切るのか観察してみてください。
例えばわが家では、1ヶ月以上使えるものは基本的にストックを1つ以上持たないようにしています。ラップやアルミホイル、シャンプーやボディソープ、洗剤などがそれにあたります。
歯ブラシは竹歯ブラシを使うようになってから、ドラッグストアで気軽に買えないため買い足す時は2本ずつ。無印良品のペンポケットが定位置です。
ティッシュペーパーは生協で注文することが多く、翌週に届くシステムなので残り2箱を切ったら注文します。
ストックの量や買い足しのタイミングは家庭それぞれ。ライフスタイルが変わるなど、消耗スピードが変わればストックの量も見直しが必要になります。家族と話し合って、自分たちに合った適量と収納を見つけてくださいね。