収納の中に入っているものをわかりやすくしたり、一緒に生活をしている人たちが使いやすくするのに欠かせないのが「ラベリング」です。「ラベリング」とは、引き出しや収納ボックスに何が入っているかをラベルを貼って示したものを言います。
ラベリングで一番大切なのは、使う人がわかりやすいこと。家族が使う場所を英語表記にしたり、小さな子どもたちが使う収納に漢字を使ってしまうと、どこに何を片付けたら良いのかわかりません。その迷いが片付けにくさにつながってしまうこともありますので、ラベリングの方法はとても大切です。
そこで今回は、3つのラベリングアイデアとともに、それぞれの特徴をご紹介。みなさんの暮らしに合ったラベリング方法を見つけてみてくださいね。
- Nagisa 整理収納アドバイザー
- 3LDKのマンションで、男の子2人と単身赴任中の夫の4人で暮らしています。子どもがいてもシンプルに暮らしたい。ワンオペ育児から生まれた収納や暮らしのアイデアを発信しています。
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1.文字不要!写真やイラストなどで視覚的に
写真やイラストを使ったラベリングは、視覚的に理解することができるため、小さなお子さまが使う場所におすすめです。例えば、おもちゃなどは、写真を撮って収納ボックスに貼るだけで、何が入っているのか一目瞭然。

写真を撮るのが難しければ簡単なイラストでもOK。養生テープやマスキングテープに簡単なイラストを書くだけで、一目で何を入れる場所かがわかります。
さらに、ボックスの中に何が入っているかを示すだけでなく、モノの定位置管理にもラベリングは使えます。例えば、わが家の身支度スペース。幼稚園の帽子は置くだけの収納にしています。

置いてほしい場所に帽子のマークをつけるだけで、どこに帽子を置くのかがわかりますね。イラストを書くのが苦手な方は、イラストシールなどを使うのもおすすめです。
2.変化に柔軟!マステやシールで手書き
ラベリングといっても、貼り替えが頻繁に必要なラベリングもあります。例えば、調味料や防災備蓄など、開封日や消費期限を記載するもの。これらは、毎回パソコンやラベルライターで出力するのは大変です。

そのようなときは、白いマスキングテープやラベリングシールがおすすめ。さっとラベリングができれば、あと回しにすることもありません。頻繁に使うキッチンでは、マグネット式のテープカッターに白色のマスキングテープとマジックを常備しておけば、ラベリングがスムーズです。

手書きとはいえ、もう少しきれいにカットしたモノが良い場合は、貼って剥がせるシールもよいですね。長さや形も統一されるため、マスキングテープに比べて見た目も美しいです。貼る場所や、好みに合わせて色々と使い分けてみてください。
3.ラベルライターやパソコンで見た目もスッキリ!
しばらく書き換えのない場所や、手書きをするのが苦手という方は、ラベルライターやパソコンを使うのがおすすめです。統一感もあり、見た目もスッキリ。

最近ではコンパクトなラベルライターも多く、スマートフォンなどから簡単にラベリングシールを作ることもできます。フォントやデザインを色々と選べるのも魅力的。収納場所に合わせて、ラベリングを楽しんでみてください。

いかがでしたか。ラベリングといっても、その方法はさまざま。使う人や頻度、収納場所に合わせて、適切なラベリング方法を選んでみましょう。わかりやすいラベリングは、より使いやすい収納をつくり、結果的におうちでの暮らしを快適にしてくれるのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto