こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上 のぞみ です。
3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人で暮らしています。
これからお家を建てる方やリノベーションを検討されている方で、キッチンの背面に棚をつけたい!と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はキッチンの飾り棚を使ってもっとインテリアをたのしむコツをお伝えしていきます。
棚をつける前に下地の確認を。
棚をつける際に注意したいのが、壁の下地。マイホームを検討中で棚をつけたい場合は、事前に業者さんへお伝えして壁に下地を入れてもらう必要があります。
正面奥の中央部分、色が変わっている箇所は下地を貼っています。
また、すでにクロスが貼られてある壁にDIYで棚をつける場合は、柱などの下地のある場所を探して施工する必要があります。
センサータイプや針を刺すタイプの下地探し用品がホームセンターなどで売っているので、チェックしてみてください。
まずは好きなように飾ってみよう
まずは、好きなものを好きなように飾ってみましょう。
飾って、引きで確認して、微調整して。
インテリアは何よりも自分の「好き!」をたのしむのが1番。
写真を撮ってみると客観的に確認できるのでおすすめです。
「好きなように飾ってみたけどなんだかパッとしない。」という場合は、これからお伝えする3つのポイントを実践してみてください。
ポイント1 色数を絞ってみる
インテリアでまず抑えておきたいポイントが、「色数を絞る」ということ。
ひとつの空間を3〜4色に抑えることで、統一感があり、色の魅力が際立った空間になります。
ベースカラー70%、メインカラー25%、アクセントカラー5%
この割合を意識すると、バランスが良いとされています。
ポイント2 「三角形」を意識してみる
配置がしっくりこない。という場合は三角形を意識して配置してみましょう。
例えばわが家の棚を見てみます。
どこに三角形が隠れているか、分かりますか?
2段の棚に3つの三角形が存在していました。
インテリアショップや素敵だなと思う雑誌のインテリアなど、実はこの「三角形」が隠れていることがたくさんあります。
ぜひお買い物中などに「三角形探し」してみてくださいね。
ポイント3 テイストや季節感を揃えてみる。
ひとつひとつは大好きな雑貨でも、いろんなテイストのものが多く混ざっていると、乱雑な印象になってしまう場合があります。
白やブラウン、かごなどを使った「ナチュラル」
モノトーンや大人っぽい雰囲気の「モダン」
アイアンやインダストリアルな雰囲気の「メンズライク」など、
様々なテイストがあるのできっちりしすぎなくても大丈夫。まずは自分の好きな方向性を意識してみると、やっていくうちに、型にはまらない「マイテイスト」ができてきます。
また、季節感を意識して置くものを選ぶのも、暮らしのたのしみ。
その季節ならではの植物を飾ってみたり、
小物なら夏はグラス、冬はカップアンドソーサーなど、普段使うものを飾るだけでも、インテリアとして季節を楽しむことができます。
定期的に「使う」「動かす」ことが私のホコリ対策。
いかがでしたでしょうか。
飾り棚でよく聞かれるのが、「ホコリは気になりませんか?」という質問。
気になる・気にならない、は個人差がありますが、置いているものを定期的に楽しみながら「使う」「動かす」ことで、そこを放ったらかしにしない対策になっています。
1回飾って終わり。ではなく、ぜひたのしみながらインテリアの試行錯誤をしてみてくださいね。