こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上 のぞみ です。
3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人で暮らしています。
玄関の靴収納、皆さんどうしていますか?
最近は面積の大きい土間だったり、中に人が入れるウォークインシューズクローゼットだったり、間取りも収納も様々なタイプがありますね。
家族の靴以外にも傘やこども用品、最近ではマスクなど、いろんなジャンルのものを収納する場所であり、家の第一印象が決まる場所でもあるので、収納と見た目の満足度を両立させたいところ。
わが家は0.5坪ほどの省スペースな玄関に、オープンタイプの可動棚があるシンプルな空間。
今回は様々なタイプの玄関収納の比較や、オープン収納でもすっきり見せるコツなどをお伝えします。
収納の前に、まずは自分がストレスなく管理できる量を知る。
まずは「収納」の前に、自分自身が管理でき、大切に扱うことのできる靴の量を自分で把握することが大切です。
・自分が何足靴を持っているか把握していますか?
・その中で、よく使っている靴は何足ありますか?
・劣化していて履くのをためらう靴はありませんか?
靴に限らず、モノを持つ量はいくつまで。という決まりはありません。まずはあなたが持っている靴と向き合い、自分が心地よく持てる数を知るところから始めてみてください。
その上で、収納スペースの使い方や置き場所などを決めていきます。
スペースに対して持っている量が多い方は、オフシーズンのものや、冠婚葬祭用などの使用頻度の低いものを別場所に収納するという方法も。
モノが多ければ多いほど管理の手間はかかるので、その手間にストレスを感じるようなら、持つ量やスペースの使い方を見直しましょう。
オープン収納、造り付け収納、ウォークイン収納。3つの比較
オープン収納、扉がついた造り付けの収納、ウォークイン収納。
それぞれの玄関収納の特徴を比較してみます。
まずはわが家も採用しているオープン収納。
良い点
・狭いスペースをできる限り有効に使える。
・扉を開け閉めするアクションが不要。
・熱や湿気、匂いがこもりにくい。
気になる点
・人によっては匂いが気になる。(個人的には気になったことは一度もないです。)
・整理できていないと乱雑な印象になってしまう。
扉がついた造り付け収納の場合
良い点
・扉を閉めるだけですっきり見える
・扉の内側もかける収納など工夫次第で使える
気になる点
・扉の開け閉めに動作とスペースが必要
・閉めっぱなしだと、匂いや湿気、熱がこもりやすい
ウォークインシューズクローセットの場合
良い点
・一般的に収納量が多い
・間取りによっては来客から死角になる
気になる点
・床面積を多く使う
・スペースが大きいことで逆にモノが増えてしまう
・靴を履く位置から遠いことが多い
注文住宅やリノベーションなどでマイホームを計画する際は、様々な視点から見て、家族に合った収納を選ぶことが大切です。
賃貸や建売住宅など、すでにある収納を使う場合は、気になる点を工夫しながら良い部分を活かすように意識すると、使い勝手の良い収納が実現できます。
オープン収納でもすっきり見せるコツ。
わが家のオープン収納の場合、靴が見えていてもすっきり気分良く家の出入りができるよう、仕組みをつくっています。
可動棚一段に対して3足。玄関タイルに、一人一足は置いていてOK。と決めていて、家族3人分のオールシーズン全ての靴をここに収納しています。
一段あたりの置く数を決めると、縦のラインが揃ってすっきり見える効果も。
余白があることで靴同士がぶつかることなく、出し入れもスムーズにできますよ。
寒い季節、こどものアウターも自分でお片づけできる玄関に収納することに。
カバーなどの自転車用品、こどもの外遊び用品などは、ジャンルごとにきちんと場所を用意してあげると使いやすくなります。
マスクはかごにがさっと収納。
鍵はまとめて1箇所に。
「行ってきます。」「ただいま。」を気持ちよくするために。
笑顔で「行ってきます。」や「ただいま。」が言えることは、なんだかそのあとの仕事や、帰ってから一日を終えるまでの気分にも影響を与えてくれそう。
家を出るときや、帰ってきたとき、動作や手間にストレスを感じていないか、自分や家族を観察してみてくださいね。