こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上のぞみ です。3階建て2階リビングのお家で、夫と息子と私の3人で暮らしています。
突然ですが、あなたにとってダイニングはどんな場所ですか?毎日食事をしたり、ご家庭によっては子どもの宿題やお絵かきをする場所だったり。最近ではリモートワークが増えたことで、ダイニングで仕事をする方もいらっしゃるかと思います。
今回はすっきりしたダイニング空間の効果と、それを維持するためのわが家のアイディアをご紹介します。
ダイニングテーブルの上を整理する効果
家族がよく使う場所だからこそ、家の中でも特に、居場所の決まっていないモノをつい置きがち。
「テーブルの上がいつもゴチャゴチャ。」「食事の前にモノを端っこに避けている。」なんて場合は、知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまいます。
わが家も、作業中などはモノがたくさん置かれていたり、無意識にモノを置いてしまうことだってあります。
でも「戻す場所」がはっきりしていると、安心が生まれます。
このテーブルの上の片づけにかかった時間は1〜2分。これらのモノが全て、戻す場所が決まっていないとなると、片づけ始めることすら苦痛ですよね。
片づけに時間が取られない分、次の行動にスムーズに取りかかることができます。
自分のために暖かいコーヒーや紅茶を用意して、好きな雑誌や本を眺めるなど、日常の中で自分をリセットする時間を持つこともでき、心のゆとりにも繋がります。
モノに居場所をつくり、「暮らしやすさ」と「すっきり」のバランスを保つ。
すっきりとした空間にはモノを置きづらく、散らかった空間にはどんどんモノを置いてしまう、という心理的な側面があります。
まずは、テーブル周りに常に置いておきたいモノを厳選すること。
そして「使ったら元に戻す。」というシンプルな行動を徹底することで、モノが置きっぱなしにならない状態をつくってしまいましょう。
ティッシュやリモコンは、どう収納する?
テーブルの上に置きっぱなしにしがちなモノの代表格といえば、ティッシュやリモコン。
特に乳幼児の子どもがいるご家庭では、食べこぼしに対応するためにティッシュやウェットティッシュを置いているご家庭も多いと思います。
実は、わが家も使いやすさを優先して、この2つに限ってはテーブルの上に置いています。
こうしてカゴで枠を用意してあげるだけでも「ここに置いてね。」というメッセージになるので、散らかりを防ぐことができます。
また、カゴごと簡単に移動できるので、テーブルの上を拭くときもストレスが少なく済みます。
来客時や仕事に集中したいときなどは、テーブル下の収納スペースへ。
このようにメインの収納場所とサブの収納場所を使い分けて、すっきりさせることと暮らしやすさのバランスを保っています。
最近では、テーブルの裏に両面テープやマグネットなどで浮かせる収納もよく見かけます。
ご家庭に合った方法で、そのバランスを探ってみてくださいね。
ポストに届いたDMやチラシ、どうする?
DMやチラシも、居場所が無くテーブルに置きっぱなしになりがち。不要なモノは、共有スペースや玄関近くのゴミ箱へ、なるべく早めに手放しましょう。
テーブルに一旦置く→そのまま置きっぱなし、の流れを断つことができます。
納税関係や年末調整に必要な書類など、一時保管が必要な書類は、テーブルの近くに専用の居場所をつくってあげると管理しやすくなります。
わが家は無印良品のファイルボックスを使い、「要対応ボックス」を設けています。ここに、クリアファイルに挟んだ書類を一時保管。
こちらの書類収納に関しては次回の記事でさらに詳しくお伝えする予定です。
いつもの暮らしを心地よく。
外で落ち込むことがあっても、家に帰ってそこに座ればほっと落ち着く。
ダイニングは家族の暮らしをニュートラルに戻してくれる空間です。
みんなで食事をするときも、一人で作業するときも、居心地の良い場所になれば、きっと家族の笑顔も増えるはず。
まずはそこに置くモノを選び、元に戻しやすい仕組みをつくるところからはじめてみてくださいね。