お下がり服の上手な整理収納方法。残す基準と捨てる基準。

こんにちは。整理収納アドバイザーのNami Sasakiです。わが家は、夫と私、3人の男の子の5人家族。築10年の戸建て住宅で暮らしています。

子供のお下がり服、「いつか下の子に…」と捨てられず、ストックばかり増えてしまっていませんか?モノを大切に思う姿勢は人それぞれ。でも、ストックを持ちすぎてクローゼットの管理ができなくなってしまっては本末転倒!ここでは、子供のお下がり服の整理収納方法をお伝えします。

子供のお下がり服

1.お気に入りの洋服だけを手元に残す。

サイズアウトした子供服、どんな基準で残していますか?
まだ着られると思って大切にとっておいても、いざ下の子に着せようとすると、その子の体形に合わなかったり、流行や好みが変わっていたりと、箪笥の肥やしになってしまうこともしばしば。また、人が着用した衣類は、時間と共に劣化するもの。減価償却されるものというのも理解しておくことが大切です。

今気に入っていないものは、数年後もきっと同じ。
お気に入りだけを手元に残すようにしましょう。

お気に入りの洋服だけを手元に残す,子供服,お下がり服

着る日数より多い枚数を持っても使い切ることができず余ってしまいます。
毎日洗濯するなら、3枚ずつあれば十分回るはず。少ない数でも、お気に入りだけ持っていれば、毎日好きなお洋服を着て楽しく過ごせます。

お気に入りの洋服だけを手元に残す,メルカリ

下の子に残すほかにも、フリマアプリなどで売る方法も。
着た分価値は下がっているので、それを踏まえた上で、相手が気持ちよく買える金額を設定します。上手に活用して、本当に必要なものだけを手元に残すようにしましょう。

2.捨てる基準を明確にする。

「まだ着れるかも…」というぼんやりとしたイメージだけでは、「いる・要らない」の判断がつきにくいもの。はっきりとした捨てる基準を決めておくことが重要です。数年後、また袖を通す時のことを考えながら、「いる・要らない」を仕分けていきましょう。

捨てる基準を明確にする,シミが付いた服

例えば、シミが付いてしまった服。
いくら買ったばかりのものでも、また高価だったものでも、シミが付いてしまっていては、大人でも恥ずかしいですよね。また、古着の買い取りショップでもこのような洋服は引き取ってくれません。染み抜きをしても落ちないものは、その子の代で潔く処分します。どうしても捨てられない場合は、部屋着にするなどして活用しましょう。

捨てる基準を明確にする,穴が開いてしまった服

穴が開いてしまった服。
リペアをして長く使う方法もありますが、かえって高くつくことも。また、「いつかやろう…」と思いながら、そのまま放置されてしまうことが多いのがこのパターン。お洋服の整理収納には、即決力が重要。「穴が開いた服は時間もお金も掛けず、あきらめる!」という決断力も必要です。

捨てる基準を明確にする,色褪せた服,首元がよれてしまった服

色褪せた服、首元がよれてしまった服。
くたくたになったお洋服は、もう充分にお洋服の役割を果たしたもの。外に着て出て恥ずかしい状態のものは、お下がりに残しておいても、きっと着ません。判断を先延ばしにせず、今決断することで、持つ数を減らすことができます。

3.捨てる責任を自分で果たす。

モノを持つ上では必要なのが、「使い果たす責任」と「捨てる責任」。
無責任にモノを買い増やしていくよりも、1つ1つのモノに対して責任をもって家に迎えたいもの。

人にお下がりとして譲る方法もありますが、洋服の好みは人それぞれ。喜んでいただけることが一番ですが、「捨てる責任」の押し付けになってしまわないように。

ウエス,捨てる責任を自分で果たす

一人の子でしっかり気古せるように、2シーズン分切れるサイズのものを選んだり、部屋着に回してしっかり着古したり。さらにウエスとして使ってから捨てる方法も。ただ手放すというよりも、ずっと清々しい気持ちでお洋服と向き合うことができます。

捨てる責任を自分で果たす,お下がり服ストック

お下がり服のストックは3兄弟でこのボックス1つ。
お下がりのタイミングを逃さないように、管理できる範囲内だけをストックしています。クローゼットの場所も取らず、すっきり。

ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

整理収納アドバイザー Nami Sasaki

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