地震や台風に備えたい、マンション防災の収納アイデア5選。

こんにちは。福岡の整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto です。男の子2人と単身赴任中の夫の4人で、3LDKのマンション暮らしをしています。

いつどこで起きるかわからない地震。最近では、地震だけではなく、台風など様々な自然災害が各地で起こっています。ライフラインが止まったとき、家族を守るための備えはできていますか。実際に災害が起こらなければわからないけれど、小さな備えは大きな安心へとつながると思います。

伸縮式ヘルメット オサメット(osamet)

防災を考えるとき、一番にすべきことは、住んでいる場所でどんな災害が起こる可能性があるのかを調べること。海の近くに住んでいる方と都心に住んでいる方とでは、備える防災も変わってきますよね。まずはお住まいの自治体のホームページなどで防災マップを確認してみましょう。

わが家は、3LDKのマンション暮らし。決して収納は多い方ではありませんが、家族を守るためにできる限りの備えをしています。そこで今回は、マンション防災の収納アイデアをご紹介します。是非参考にしてみてくださいね。

1. 防災リュックは玄関に

津波や土砂災害の可能性については、低いと言われているわが家ですが、地震によって火災が発生する場合も考えられます。そこで準備しているのが防災リュックと防災ポシェットです。

防災リュックは、ヘルメットと一緒に玄関に収納。子供でも手が届きやすいように、一番下の段に「置く収納」をしています。さらに、夜中の避難で子供達を抱え、リュックが背負えなかった時を想定して防災ポシェットも準備。ポシェットはサッと取れるように「かける収納」にしています。

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2. 押入れの奥行きを活かす

収納の少ないマンションに住むわが家では、押入れの奥行きも備蓄をするために活用しています。まず、防災対策として大切とされている「水の備蓄」です。

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水は消費期限があるため、キャップと収納ケースにラベリングをして管理しやすくすることがポイント。ケースは中身の見える半透明のものをチョイスし、手前に置いてるモノはラベルを剥がして、スッキリ見えるように工夫しています。

また、押入れの奥のスペースには、使用頻度の低いスーツケースを使って備蓄品の収納を。

トイレットペーパーなどはスペースをとってしまうため、省スペースな5倍巻きや3倍巻きのものを選んでいます。ここに備蓄があれば普段から何かあった時のために…と、買いすぎるということもなくなりました。

3. ファイルボックスでスッキリまとめる

ガスボンベやトイレのセットはファイルボックスにまとめてスッキリ収納。洗面スペースの一番上の段は取り出しにくい高さなので、普段使いのものではなくこのような防災用品を置いておくのがオススメです。

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ガスボンベはファイルボックスに入れておくことで個数の管理もしやすくなります。高い位置に中身の見えないものを収納する時はラベリングも忘れずに。

無印良品 ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・ワイド・A4用ホワイトグレー

4. 停電時にすぐに対応できる仕組み

突然の停電はどのような災害であっても起こる可能性があります。特に、夜に突然停電になった時、焦らずに対応できる仕組みを作っておくと安心です。

無印良品 LED持ち運びできるあかり

まず停電になった時、枕元のこのライトが点灯します。(電源が切れると点灯する仕組みです。)そのライトを持って次に向かうのが、廊下収納。ここには停電時に使えるものがまとまっています。ここに来れば光るものがあると子供たちも理解しています。

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ファイルボックスの中には、ランタンや懐中電灯、電池式のライトなどを収納し、停電に備えます。

無印良品 ポリプロピレンスタンドファイルボックス・ワイド・A4用

夜中の停電時にまず必要なのは灯り。家族全員がアクセスしやすい場所に収納しておくことで、突然の出来事にも焦らず対応できますね。

5. クローゼットのデットスペースを活用

L字型のクローゼットでどうしても生まれてしまう角のスペース。ここには大きなクーラーボックスを収納しています。

クーラボックスは、大型の台風が近づいてくると分かっている場合に冷蔵庫のものを保存、地震などで車中泊や避難をしなければならない場合にはキャリーカートとして使う予定にしているため、キャスター付きをチョイスしました。

クーラーボックスの中には台風がきた時に窓を養生するためのシートや、ウォーターバッグ、そのまま食べられる非常食なども備えています。台風が来る時はここを開ければ対策ができるようになっているのです。

いかがでしたか。大きな収納スペースがないマンションでも、ちょっとした工夫で災害への備えをすることはできます。靴箱や廊下収納、押入れなどの収納スペースに今あるモノを見直すことで、その空いたスペースに災害への備えができるかもしれません。

このコラムをきっかけに防災についてもう一度家族で見直していただけるととても嬉しく思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto

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