こんにちは。整理収納アドバイザーのNami Sasakiです。わが家は、夫と私、3人の男の子の5人家族。築10年の戸建て住宅で暮らしています。
男の子3人と暮らすわが家にとって、ケガは病気は日常茶飯事。特に子供が小さい頃は、週に何度も病院に行ったり、1回の診療で3人の子供を順番におぶって往復したりと、今思い返しても大変な日々でした。家の中でも、応急処置に追われ、泣きわめくわが子にせかされ、薬を探すドタバタ劇!そんな経験をもとに、工夫を重ねて完成した「薬の収納」についてお話したいと思います。
1.外用薬はいつでも取れるようリビングに収納。
薬には大きく2つに分類できます。1つは外用薬、もう一つは内服薬です。
外用薬は主に、塗り薬や湿布など、人体に直接使用するもののこと。ケガをした時に使う絆創膏や消毒液などもこれにあたります。
外用薬は、子供がケガをした時にすぐに手に取れるように、リビングに収納するのがおすすめ。例えばテレビボードの引き出しや、リビングチェストなど。薬箱に収納することに捉われず、フレキシブルに使いやすさを優先した収納方法が便利です。
わが家の場合は、リビングのテレビボードの引き出しに。
家族団欒の時間に耳掃除をしたり、爪を切ったり。と、子供たちがゆっくりくつろいでいる時間を利用して、立ち上がることなく手軽に取り掛かれるようにしています。
ケガをした時も同様。泣きわめく小さな子供をリビングで落ち着かせて、ケガの応急処置。泣き疲れた後は、ラグの上でそのままお昼寝…なんてこともしょっちゅう。薬をここに収納することで、子育てのあたふたを回避する動線になっています。
2.内服薬はキッチンの近くに収納。
外用薬と分けて収納したいのが、内服薬。直接口に入れる内服薬は、匂いが付くのを避けたいもの。湿布などの外用薬とは分けて収納するのがオススメです。
また、内服薬を飲む時は、お水が必須。キッチンの近くに収納することで、動線がスムーズになります。
ダイニングスぺースの横にあるシェルフの引き出しの一つが、内服薬用の薬箱。病院で処方された薬と、市販の薬をすべて収納しています。
病院で処方された薬は、症状別に分けて無印良品の「ポリプロピレン小物ケース・M」に。ケースの内側に、「用法・用量・使用期限」をマスキングテープで記入して保管しています。
「誰が、何の症状で、いつ、何錠飲むのか?」
おくすり手帳に記載してあることを書き写して記録しておきます。体調に応じて薬を探しやすくなり、時間を取りません。
子供の粉薬は、ジップ袋に。密封しておけば、紙袋で保管するよりも、スリムに収納できます。こちらも用法・用量・使用期限を忘れず記入。
3.現在進行形の飲み薬は冷蔵庫に
症状が治まるまで常備薬として服用する内服薬は、忘れないように収納で工夫しましょう。例えば、冷蔵庫を開けてすぐ目に留まる場所に収納したり、メモ書きをしておいたり。
冷蔵庫のポケットを、飲み薬の収納スペースに。
錠剤は1つずつ切り離しておけば、飲む時に時間を取られません。
かさばりやすい子供の飲み薬は、かわいいトートバッグに収納。処方方法などが書かれた紙ものもこちらに一緒に保管しています。子供が薬を見て嫌な気持ちになるのをまるで和らげるように。見せる収納として、冷蔵庫横に吊るしています。
ついつい溜まってしまい、いざという時に取り出すのに時間がかかってしまう「薬の収納」。急を要するシーンだからこそ、その時に備えてしっかり整えておきたいもの。この機会にぜひ、収納を見直してみてくださいね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
整理収納アドバイザー Nami Sasaki