生活動線や家事動線がスムーズになり、部屋もスッキリさせてくれるファミリークローゼット。家族4人で使うなら広さはどれくらい?中で着替えもできるの?ファミリークローゼットで失敗しないには?とお悩みの方に向けて、今回は、マイホーム5年目4人家族のわが家のファミリークローゼットでやってよかった5つのことを紹介します。
- キーコン 住宅収納スペシャリスト
- 夫と息子2人の4人で、収納にちょっとこだわった一軒家に暮らしています。収納や動線が暮らしやすさにつながることを実感して、家づくり情報の発信を始めたインスタグラムアカウントKEACON HOMEは、現在4万人を超える方にフォローして頂いています。整理収納アドバイザー1級
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広さを約4.4畳にしたこと
「家族4人の1年分の服(コート類を除く)」と、「ランドセルやバックなど家族の荷物」を置いているわが家のファミリークローゼット。間取りを考える時点で、衣類以外にも置きたいものがいろいろとあったので、約4.4畳(3,185㎜×2,275㎜)という広さになりました。結論を言うと、この広さに大満足。今はまだスペースに余裕があるんですが、小学生の息子たちの服がこれから大きくなることを考えると、今の広さがあってよかったなと感じています。
通路を広くとったこと
ファミリークローゼットに置いている洋服。服を選んで、その場で着替えまで済ませるなら、そのためのスペースが必要です。クローゼット両サイドのハンガーパイプに服を書けても、まんなかにしっかり通路がとれるように、部屋の狭い方の間口を広め(2,275㎜)に計画。通路として1mほど取れたので、ストレスなく収納ケースを引き出したり、着替えをすることが出来ています。

リビングからアクセスしやすい場所に作ったこと
リビングの隣に作ったのも、超重要なやってよかったポイント!建売住宅のチラシを見ていつも感じていたのが、リビングの収納の少なさ。家族が一番長い時間を過ごすのに、収納がほとんどないってことが多いんですよね。収納場所がなければ、物がリビングに溢れてしまうのは当然です。
「リビングをごちゃごちゃさせないために、リビングの側に収納スペースを」。そう考えて作ったファミリークローゼットは、使い勝手もばっちり。遠い場所にある収納なら、取りに行くのもしまうのも面倒ですが、隣なのでリビングの一部みたいな感覚。使いやすくて、すっきりを保てる、一番の場所だと思っています。
ウォークスルーにしたこと
わが家のファミリークローゼットは、ウォークスルータイプ。一方がLDK、もう一方が洗面脱衣室につながっています。ウォークスルーのメリットは、廊下を介さず最短ルートで移動ができること。例えば、「朝ご飯を食べて、服を着替えて、歯磨きをする」という動作のときは、ダイニングからファミリークローゼットを通過して、洗面所へという経路。家の中をうろうろせずに、シンプルな動線で身支度が完了します。

収納するものに合わせて、
ハンガーパイプや棚を計画したこと
今我が家のファミリークローゼットの中には、ハンガーに掛けているもの、畳んで衣装ケースに入れているもの、棚に置いているもの、立て掛けているものなど、収納方法が異なるいろいろなものが入っています。もし、収納するものや収納方法をイメージせずに、とりあえずハンガーパイプをたくさんつけていたら?きっと置けずに困ったものがたくさんあったはず。せっかく作った収納スペースを活かせず、無駄なスペースを生んでしまうのはもったいないですよね。間取りを考えるタイミングで、中に置くものとその収納方法を考えておくのが、ファミリークローゼット成功の鍵になります。

ご紹介したなかでも、特に良かった!と思っているのが、通路幅を広くしたこと。ウォークスルータイプのファミリークローゼットを検討している方は、ストレスなく行き来ができるように、通路の幅も要チェックです。建てたあとの暮らしをイメージして、使いやすいファミリークローゼットを計画してくださいね。
WRITER – KEACON