こんにちは!整理収納アドバイザーの川村亜貴子です。
都内の3LDKのマンションに夫と8才の娘、6才の息子、生後5ヶ月の息子の5人暮らしです。

「家を片付けたい気持ちはあるけれど、気になる場所がたくさんあり過ぎてどこから手をつけていいかわからない」そんなお声をよく耳にします。
実は片付けを始めるのに向いている場所とそうでない場所があるんです。
片付けは「キッチン」や「洗面所」などから始めるのがおすすめ。
それには3つの理由があるので説明していきますね。
1. 効果を実感しやすい
キッチンや洗面所は、1日に何度も使う場所。片付けが終わった後に効果が実感しやすく達成感を得やすい場所です。

そして、自分だけが使うプライベートスペースではなく家族も使う場所。ご主人やお子さんから「きれいになったね」「頑張ったね」などの反応が得られたらさらに嬉しいですよね。
その達成感や満足感が次に片付けをするモチベーションにつながります。
2. 思い出のモノが少ない
片付けで手が止まってしまう要因の一つに「思い出のモノ」や「書類」の存在が挙げられますが、そういったモノはキッチンや洗面所には少ないと思います。

「思い出のモノ」とは、写真や子どもが作った作品などのこと。片付けの途中で出てくるとつい見入ってしまったり、捨てる捨てないの判断ができず手が止まってしまいがち。

「書類」も同様で、取っておくべきか?捨てても良いのか?一つ一つ細かく確認しなければならず時間がかかります。そうすると片付けが一向に進まず、挫折する原因となることも。
あまり悩まず作業ができるという面でもキッチンや洗面所がおすすめです。
3. 収納するモノの種類が絞られている

例えばリビングから片付けようとすると、子どものおもちゃや家族のモノ、本や文房具、雑誌、書類などたくさんの種類のモノが置かれている場合が多いと思います。
それをひとりで片付けようとすると、子どもや家族に「いる?いらない?」を確認しなければならなかったり、書類の仕分けに時間がかかってしまったり多くの手間がかかってきます。
キッチンや洗面所に置いてあるのは食品や食器、調理道具、洗面所ならタオルや洗剤類、着替えなど。量はあるかも知れませんがモノの種類は限られています。
また、モノの種類が少ないので定位置決めがしやすいというメリットも。
こういったコツを掴みやすい場所から片付けていくことで、片付けのスキルも身についてきます。
最初に手をつけてはいけない場所は?
「納戸」や「物置として使っている部屋」などから片付け始めるのはあまりお勧めしません。

なぜかと言うと、普段は使っていないモノ(使用頻度の低いモノ)を収納している場合が多いから。
もちろん片付けたらスッキリとはしますが、普段の暮らしの中であまり使わないモノを片付けても、毎日の家事などがラクになったという実感があまり生まれません。
「毎日使うモノ」を「使いやすく」することで片付けの効果を最大限感じることができます。
キッチン全体を一気にやるのが大変であれば「今日は食器棚の引き出し一つだけ片付けよう」を目標に頑張るのもOK!

最初は簡単なところから挑戦し、だんだんと自分なりのコツを掴めるようになったらクローゼットやリビングなど、モノの多い場所にも挑戦してみるのがお勧めです。
はじめの一歩は小さくても大丈夫!無理をするのではなく、自分にできる範囲で肩の力を抜いて進めていってくださいね。