
こんにちは!整理収納アドバイザーのすぎたともみです。皆さんはお菓子の収納について、どんなお悩みがありますか?ついつい買い過ぎて収納からあふれてしまう、収納スペースがごちゃごちゃして見えるなどのお悩みもあるかと思いますが、私の場合、家族のお菓子の好みや消費ペース、ストックしたい量が違うことや、頂き物のお菓子がよく賞味期限切れになることに頭を抱えていました。また、食べようと取っておいたお菓子を他の家族に食べられてしまった、なども小さなトラブルではありますが、なるべく避けたいことですよね。
今回は、私がこれらを解決するために選んだ、家族それぞれ人別にお菓子を管理をする収納方法をご紹介します。
お菓子収納の作り方

カゴなどを用意して、家族それぞれの専用のスペースを設定します。小さな子どもやストックを少なく持ちたい人には小さめのカゴを。そして、頂き物が多いご家庭は、頂き物用のカゴも常備します。こうしておくことで、突然の頂き物でお菓子が増えた場合も無理なく収納することができます。

また、たくさんお菓子をストックしたい人や、まとめ買いをする人には大きめのカゴを。一度に買い込むお菓子の量を想定してサイズ選びをしましょう。そして、誰のお菓子なのか分かるよう、全てのカゴにラベリングをしておくことも大切です。

カゴが準備できたら収納スペースに収めます。我が家の場合、キッチンの吊戸棚が定位置。扉を開ければひと目で自分のお菓子を見つけられます。
管理方法

自分のお菓子は、一人一人が管理します。足りなくなったら自分で買い足し、賞味期限が近ければ早めに食べ、食べられなくなってしまったお菓子は処分をする。そんな一連の流れを主婦が全て担うのではなく、個々に任せるシステムです。子どもの分についても口出しは控え、大人が緩めにサポートします。

頂き物のお菓子がある時は、早めに食べるように意識します。期限が近づいてきたら、キッチンのカウンターなど手に取りやすい位置に出し、優先的に消費を促します。
個人管理にしてよかったこと
・お菓子の買い過ぎが無くなり、買い足しのタイミングも分かりやすい

専用のカゴを持つことで、自分の選んだお菓子がどのくらいストックしてあるのかが一目で把握できるようになりました。これはお菓子の買い過ぎ防止に繋がります。例えば、スーパーなどで特売品のお菓子に手が伸びても、「まだ自分のカゴにお菓子があるのでは?」と在庫を振り返るようになりました。また、お菓子の減りにも気が付きやすく、買い足しのタイミングも分かりやすくなりました。
・家事が減った

家族ひとりひとりの専用カゴを持つことで、私の家事負担が減りました。家族のお菓子は一人一人に管理を任せているので、私がケアするのは自分用の小さなカゴと頂き物用のカゴだけ。今までは期限が切れそうなお菓子を定期的にチェックし、消費するように促したり、期限が過ぎてしまったものや湿気ってしまったお菓子を処分したり、足りなくなりそうになったら買い足したりと、お菓子に関わる家事に奔走していましたが、それらが一切なくなりました。
・子どもの食品管理スキルが上がった

子どものお菓子のストックは小さなカゴひとつ分。これは小さな子どもにとって、無理なく管理ができるサイズ感です。自分専用という意識も生まれ、子どもなりに買い足すタイミングを考えたり、賞味期限をチェックしたりしています。この作業はゆくゆく子どもが自立した後にも役立つのではと考えています。
個々の好みやペースを尊重した収納は、家事もラクになる

家族みんなで仲良く分け合うお菓子収納が理想ですが、お菓子は食事とは違い、お楽しみのようなもの。家族それぞれが好みのお菓子を思い思いに楽しめるよう、敢えて「人別に分ける」という収納方法が我が家にはフィットしました。皆さんのご家庭でも、お菓子の持ち方を見直してみてはいかがでしょうか。