「急に海外への転勤が決まった!けど、どうしよう!」今まさにそんな状態の方や、または将来そうなる可能性があるという方もいらっしゃると思います。シンガポールとアメリカの2カ国に住んだことがあり、引っ越し経験12回という大移動を繰り返してきた私から、海外への引っ越しの際に気をつけたいポイントをお届けします。
- 南 さやか
- 整理収納アドバイザー
アメリカ在住。10歳、8歳、2歳の子育て真っ最中アラフォーママです。国をまたぐ数々の引越しを経験し、海外でも、賃貸でも、子どもがいたって自分の理想の暮らしを追求したい!という想いで暮らしのコツを発信中。
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1. 今ある荷物を4つに分類
自分の身1つで海外へ移住ということであれば、最低限の荷物をハンドキャリーに詰めて出掛けることも可能ですが、お子さんがいたり家族全員でとなるとそういう訳にはいきません。また、仕事の都合で海外赴任という状況だと、またいつか日本に戻ってくることも想定しておかなければいけません。
まず最初に取り掛かるのは、今持っている荷物の分類。引っ越し先に持って行くのか、日本に置いていくのか。持って行くものは、どうやって持って行くのかを、大きく次の4つに分類する必要があります。
① ハンドキャリー
② 航空便
③ 船便
④ 日本に残す
個人的にはこの作業が一番頭を使うので大変!未来のことを想定して仕分けしないといけないので、この作業を始める前に不要なモノは先に手放していた方が断然ラクになります。
2. 配送方法は優先順位を決めて
国内であれば、荷物を発送しても基本2〜3日の間で受け取れますが、海外となるとそういう訳にはいきません。どこの国に引っ越すかにもよりますが、受け取りまで数か月かかる場合も。目安としては次の日数がかかります。
航空便 5日〜2週間
船便 1ヶ月〜4ヶ月
※あくまで目安です。引っ越し先や世界情勢によって大きく変化します。
引っ越しの荷物には、現地についてすぐ必要になるモノと、そうではないモノがあると思います。配送の方法は、優先度が高い順に「ハンドキャリー→ 航空便→ 船便 → 日本に残す」と仕分けていきましょう。
3. 現地で調達できるモノは最小限でOK
今まで住んでいなかった場所に住む不安から、運びたい荷物はどんどん膨れ上がっていくと思います。でも、現地で簡単に調達できるモノまでたくさん持っていくと、結局必要なかったと思うことも多々あります。
✔︎ 食器洗剤、洗濯洗剤などの洗剤系
✔︎ テッシュペーパー、トイレットペーパーなどの紙製品
✔︎ 紙オムツ、子どものおもちゃなど
✔︎ 食材 ※食材の持ち込みを制限している国も多い
✔︎ タバコ、お酒などの嗜好品
特に生活必需品と言われるようなモノは、現地で売られているものを使ってみるのもおすすめ。新しい環境での生活に慣れるきっかけにもなると思います。
4. 船便の荷物はよく考えて
家具や家電、布団など、大物を運ぶ際に船便を利用する場合は、先述した通り届かない期間を想定して送る必要があります。
海外引越しを経験した方がよく後悔するのが、船便の荷物です。必要だろうと思って日本から送ったけど、届くまでの期間が待てなくて先に現地で調達。いざ届いた時にはもう…というパターンは、よくあること。
海外物件で多い「家具・家電付きの家」などに住む場合は、そもそも日本から送る必要がない場合もあるので、引っ越す前に出来るだけ現地の状況を把握しておくことが大事になります。
いかがでしたか?住み慣れた日本から引っ越すとなると不安も大きいとは思いますが、そんなに怖がらなくても大丈夫だなと住んでみたら感じるかもしれません。人生は1度きり!どこに住んでも快適でラクな暮らしを目指したいですね。みなさんの海外生活をスタートするヒントになっていたら幸いです。