家の中の不要品。「捨てる」以外のサステナブルなおすすめの手放し方

こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上 のぞみ です。3階建て2階リビングの建売のお家で、夫と息子と私の3人で暮らしています。最近保護猫の預かりボランティアをはじめました。

お片づけの基礎となる「整理」。家の中の不要品、どうやって手放していますか?今回は「捨てる」以外の手放し方について。捨てるのには抵抗のあるモノも、手放し方によっては気持ちよく送り出すことができますよね。

捨てない手放し方 その1. 寄付する

特におすすめしたい手放し方は「寄付」。自分にとっては不要なモノでも、誰かにとっては必要なモノであることはよくあります。特に日本のようにモノが溢れた先進国と、物資が充分だと言えない発展途上国のギャップは「モノが多すぎて暮らしに悪影響」「モノが足りなくて暮らしに悪影響」という相反する社会問題さえ生んでいます。その問題を「寄付」という仕組みで循環できたら。

最近利用させていただいたのは、NPO法人ワールドギフト。海外のこどもたちが喜んでいる様子など、物資が届いた様子がインスタグラムで頻繁に更新されているので、寄付したその先が想像しやすいのが利用する決め手となりました。息子にも見せると、使わなくなったおもちゃをあげる!といって不要なおもちゃを選んでくれました。

寄付する側にとって良いのは、「いらないから。」ではなく「喜んでもらえたらうれしいな。」と気持ちよくモノを送り出すことができること。これって実はとても大切なことです。この気持ちがトリガーとなって、「もったいない」と手放せなかったモノや、しばらく保留していたモノも、気持ちよく手放せたりします。不思議なことに、欲しいモノを買った時とはまた違った満足感が生まれます。

今回寄付したものの一部。状態の良いサイズアウトしたこども服などを中心に。

注意したいのは、使えないような状態のモノや、需要と供給がずれていると、そこでまた「不要品」が発生してしまいます。特に需要があるモノなどはインスタグラムアカウントで定期的に投稿されています。また、コメントで質問すると丁寧に答えていただけますよ。物資の寄付を受けつけする団体はいくつかあるので、自分がここ!と感じるところをぜひ利用してみてください。

捨てない手放し方 その2. 知人・友人に譲る

こども服やベビー用品など、状態が良いのに使わなくなったモノ。知人友人に譲るという方も多いですよね。リユースできて喜んでもらえるなら、それは寄付と同等に気持ちよく手放せる方法です。

しかし、お片づけの現場で時々見受けられるのが、誰にいつ渡すのか決まってないモノをずっと保管しているケース。「友人に女の子が生まれたら。」「親戚がもうすぐ結婚するからこどもが生まれたら。」など、この先いつそのタイミングが来るかわからないけどとりあえず置いておく。その間に自分のこどもはどんどん成長し、不要なモノが溜まっていく。こども服は経年劣化し、おもちゃやベビー用品もどんどん新しいモノが出てくるので人に譲りづらくなる。

「循環」は滞るとよどんできてしまいます。モノにとっても人にとっても、気持ちよく手放せて次の場所にうつるタイミングというのは案外短いのかもしれません。だからこそ知人友人に譲る際は、「誰にいつまでに譲るのか」を明確にしておくのがオススメ。そうでない場合は、他の手放し方で「今、それを必要としている誰か」に譲ることを検討してみてください。

捨てない手放し方 その3. 店舗リサイクルへ

最近では量販店などで、そのお店で購入した洋服などが不要になった場合、持ち込めるサービスも増えてきました。わたしが一番よく利用するのが無印良品のBRINGというサービス。

特にこども服はシンプルで買いやすい価格なので、サイズアウトするとまとめて購入。着古してサイズアウトした洋服は、汚れが目立つなど、人に譲る状態ではないものも。そういったときにスムーズに手放せる方法です。参加するとMUJIマイルがもらえるのもうれしいポイント。

捨てない手放し方 その4. フリマアプリやリサイクルショップで売る

不要品を手放す際にフリマアプリを活用している方も多いのではないでしょうか。メリットはなんといっても不要なモノがポイントやお金に替わること。しかし一方で、出品や発送などの手間がかかり、購入されるまでに長い期間がかかることもあります。

「◯月◯日まで」「徐々に値下げをして最終金額は◯◯◯円まで」など自分でリミットを決めておき、それを過ぎたらリサイクルショップなど確実に手放せる方法に切り替えてみては。

まずは家庭のゴミを減らすことから。

ゴミを減らすと言ってもむずかしく捉える必要はなく、家の中の不要品を、自分が気持ちよく手放せる方法に変えてみるだけ。モノと一緒に想い出や気持ちも「循環」できるのは、シンプルに心地良いことだと声を大にして言えます。捨てるのと違い、手放すまで一定期間かかることがあるので、一時保管の場所をつくっておくのもおすすめです。

クローゼットの引き出しのひとつが手放し待ちの居場所。

もちろん不要品の中には捨てるモノも出てきますが、「使い古した歯ブラシを掃除に使用して捨てる」「きちんと分別して捨てる」など、「捨てる」という行動ひとつとっても選択肢があることがわかります。

個人個人が手放した後のことに少し想像力をもち、自分が続けられる無理のない心地良い行動へ変わると、心地良い社会へと変化していくのかもしれません。

岸上 のぞみ

岸上 のぞみNozomi Kishigami

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整理収納アドバイザー1級/ルームスタイリストプロ/整理収納教育士

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