疲れ目でお悩みの方は結構多いのではないでしょうか。原因はスマートフォンの普及で画面を見る時間が多くなったからでしょうか。もしかすると、テレビを見るソファの位置が悪いのが原因かも?
今回は意外と見過ごしがちな、テレビの視聴にちょうどよいテレビとソファの距離と高さについてご紹介いたします。
テレビを買ったからテレビ台も欲しいなとか、最適なテレビ台の高さがわからない、家具一式を買うのにソファとテレビ台の配置する最適な距離がわからない、という方はまずはこの記事を読んで検討してみてはいかがでしょうか。
視聴に最適なテレビとソファの距離
テレビには見ていて疲れにくい最適視聴距離というものがあります。親に近くで見ると目が悪くなるよ!なんて言われたものですよね。最適視聴距離はテレビの画面高の3倍が目安です。
例えば50インチのテレビだと画面高は約62.3㎝。計算すると62.3×3で186.9㎝必要です。
日本の家の一般的な6畳サイズ(255×340㎝)にソファとテレビ台を置いてみると、ちょうどよい距離になりました。
逆にこれ以上大きいテレビにするには部屋を広くするしかない・・・ということに。
そもそもテレビのインチサイズはテレビ画面の対角線の長さを表しています。「1インチ=2.54㎝」なので42インチで計算すると約107㎝。また縦横比が決まっていて16:9(ワイド)または4:3(ブラウン管)が一般的です。ここから縦と横の長さを計算することができます。
※製品によりサイズが多少違うので実寸の確認をお願いします。
テレビの最適視聴距離は家具選びや住みやすい部屋のレイアウトに関わってくるのでぜひ参考にしてみてください。そしてもう一つ大切な視聴高についてご紹介します。
ちょうどよいテレビの視聴の高さ
ちょうどよい視聴の高さも大切です。最適な高さのテレビ台を選ぶポイントを紹介します。
人の目線は自然と水平方向よりも少し下を向いていると言われています。テレビを見るときも水平方向より少し下、具体的には10~15度下に画面の中央がくるような目線にすると目が疲れにくいと言われています。
映画館で一番前の席からの目線は、少し見上げるので疲れるという感覚をおもちの方も多いのではないでしょうか。
大切なのは10~15度下に目線を合わせることなのですが、計算するのは大変です。なので、一般的な人の目線の高さがだいたい何センチくらいになるかを覚えておくとよいでしょう。
そして目線よりも上にテレビの中央がこないように気をつけることです。
・座っている時の目線高さ(ソファ座面高約35㎝) ・・・約110㎝
・座っている時の目線高さ(チェア座面高約45㎝) ・・・約120㎝
・座っている時の目線高さ(床に座っている時) ・・・約80㎝
※サイズは目安で身長によって変わります。
テレビ台を選ぶ際には、テレビをどこに置く予定なのか、家族がどこに座ってテレビを見ることが多いのかを一度考えてみるとよいですね。
テレビ台のの幅も、テレビに合わせてちょうどよいサイズを選ぼう
せっかくテレビとソファの距離と高さについてお話ししてきたので、最後にテレビとテレビ台の幅についてもお話ししたいと思います。
テレビの幅も高さ同様、インチ数でだいたいのサイズが決まっています。販売されているテレビ台もよく何インチ用と記載がありますよね。
テレビ台を選ぶポイントは先にお話ししたように、どこから見るかによってテレビ台の高さを選ぶこと。またテレビやAV機器の重さに耐えられるか・配線する・熱を逃がす構造になっているかということ。そしてもうひとつのポイントは横幅のサイズのバランスがよいかということです。
上の図は130㎝幅のテレビ台に65インチのテレビを乗せてみた例です。テレビの幅がテレビ台よりも大きいのでどう見てもバランスが悪いですよね。見ていても不安定で落ち着かないです。
同じ幅のテレビ台に32インチのテレビを乗せてみました。安定はしていますが、何かテレビ台がもったいないような気もします。最後に40インチのテレビを乗せてみました。
一番バランスがとれていますね。できれば両脇5~10㎝くらいテレビより大きいサイズを選ぶことをおすすめします。
いかがでしたでしょうか。将来、買いたいテレビのサイズを想定してテレビ台の高さや幅を選ぶことも大切です。
多くのインテリアショップではシミュレーターでサイズのバランスを確かめることができるので相談しに行ってみるのもおすすめですよ。
まとめ
お気に入りの映画やドラマを長時間見ることも多いリビング。長く快適にそして居心地良くテレビを見るには、テレビとソファとの距離や配置がとても重要です。
是非、今回の記事を参考にテレビとをソファの最適な距離を見つけてくださいね!