息子が通う小学校では、毎年5年生で1泊2日の宿泊研修が、6年生で2泊3日の修学旅行があります。自分で荷づくりをするのは初めての息子に伝えたのが、使う場面に応じた「グルーピング」収納!忘れ物防止にも、旅先での使いやすさアップにもおすすめの収納方法です。
- キーコン 住宅収納スペシャリスト
- 夫と息子2人の4人で、収納にちょっとこだわった一軒家に暮らしています。収納や動線が暮らしやすさにつながることを実感して、家づくり情報の発信を始めたインスタグラムアカウントKEACON HOMEは、現在4万人を超える方にフォローして頂いています。整理収納アドバイザー1級
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使うモノをイメージして一か所に
グルーピング収納とは、何か「行動」をするときに必要になるモノをイメージし、あらかじめひとつのグループとしてまとめておくことを言います。部屋の収納の場合、手紙を書くときに必要な便箋や封筒、ペン、切手などを一つの引き出しまとめておいたり、参観日で子どもの学校に行くときに必要になる保護者用の名札・スリッパをセットにして、玄関に置いて置いていたりするのも、グルーピングの一例です。
必要になる道具やモノを、家のあちこちに取りに行く手間がなくなるので、やろう!と思ったことをすぐに行動にうつせるのが大きなメリット。戻す場所を決めることにもなるので、片づけやすく散らかり防止にもつながります。
このグルーピングという手法は、家の中に限らず、旅行の荷づくりでも活躍するものなんです。
小学生、宿泊研修の持ち物は?
息子が通う小学校の宿泊研修の場合、持ってくるものは次のようなものでした。
- 2日目の服装(長袖・長ズボン)
- 就寝用の服(Tシャツ・ジャージ等)
- 下着・靴下
- タオル(2~3枚)
- シャンプー・ボディーソープ
- 歯磨きセット
- レジャーシート
- 雨具
- 腕時計
書かれているものを、バッグに詰めるだけでもいいのですが、わが家はここで一工夫。グルーピングの手法を活かし、「お風呂に入るときに使うモノ」「歯磨きにいくときに使うモノ」「翌朝の着替え時に使うモノ」という大きく3つのグループに分けることにしました。
お風呂に入るときに使うモノ
中に入れているのは、下着、Tシャツ、ジャージ、タオル2枚、シャンプー、ボディーソープ。大浴場のお風呂に行く前に、部屋で荷物をまとめる手間を省くため、あらかじめひとつのグループにしておきました。まとめているバッグは、無印良品の「立体メッシュ・タテに使える仕分けケース」。メッシュで中身が見えるので中に入っているものが把握しやすく、持ち手がついているので、このままバッグのようにもっていくこともできるアイテムです。
※現在はリニューアルした「立体メッシュケース」が販売されています。2023.6時点
歯磨きにいくときに使うモノ
小さなサイズのこちらのバッグには、共用の洗面スペースにいくときに持って行くモノを準備。中には、小さなコップ付きの歯磨きセットとタオルが入っています。
翌朝の着替え時に使うモノ
翌朝起床して、着替えるときの服や靴下もひとまとめに。このひと手間で、旅先での朝の身支度がスムーズにできます。
グルーピングしてまとめた荷物には、どのタイミングで使うのかがわかりやすいように、最後にマスキングテープでラベルをつけて完成です。
宿泊研修や修学旅行に限らず、旅行の荷物は使う場面に応じた荷物をまとめておくととても便利。家族旅行のときなどは、お風呂セットや朝の着替えセットを家族それぞれに作って持って行くようにしています。
家族と離れて1泊するのは、息子にとっては今回の宿泊研修が初めての経験。忘れ物もなく、楽しんだ様子で帰ってきてくれて、親としてもほっとしました。