こんにちは。整理収納アドバイザーの 岸上 のぞみ です。
涼しく気持ちよく過ごせるようになった秋本番。季節の入れ替わりに衣替えなどで洋服を見直す方も多いのではないでしょうか。
洋服選びにその人の個性が出るということは、クローゼットはその個性がぎゅっと詰まった場所。
毎日着たい服がすぐ見つかる、自分にとって心地良い場所になると、生活の満足度はぐっと上がります。
今回はそんな「私だけのおしゃれなクローゼット」をつくるポイントをお届けします。
適度な余白を意識する
かける収納にしても、引き出し収納にしても、洋服が窮屈に詰まった状態では服の出し入れにストレスがかかります。
また、目に見える情報量が多いので着たい服が探しにくく、通気性も悪くなってしまいます。
手を伸ばしたときに、すっと取れてすっとしまえる余白があるのが理想です。
こちらはわが家の夫婦2人分のクローゼット。
オールシーズンすべての洋服をここに収納しています。
ハンガーや引き出しの量をこれ以上増やさないことで、洋服が増えすぎるのを防止しています。
収納スペースが少ない場合は、オフシーズンのものを別場所で管理しても。
「毎日使うモノ」 や 「また着る服」には使いやすさを意識した定位置を
毎日使うものには特等席を用意してあげると、忙しいお出かけ前や帰宅時にとってもラクになります。
帰ってきて靴を脱ぎ、上着やカバンを置いて、手を洗う。
そんな動線を考えて、洗面所横にある部屋のドア近くにラックを置いています。
スペースに余裕のある場合は、玄関に収納するのもおすすめです。
また、“ 一度着たけどまだ洗濯せずもう一度着る服 ” も散らかりがち。
目につきやすく、手に届きやすい場所にカゴを置き、定位置を作ってあげることで床やソファに放置されるのを防ぐことができます。
家族みんなが同じ収納方法じゃなくてもいい。
引き出しの中で散乱しやすい靴下やタイツなどの細々した服飾小物。
使うときに一目で選べるように、引き出しの中にニトリの引き出し整理ボックス(15マス)を使っています。
しかしこの収納、私には合っていても夫には合っていなかったようで、一度は使ってみたものの、ポイポイ投げ込むだけの収納に戻りました。
使う人がストレス無く使えることが一番なので、家族それぞれに合った収納方法を探してみてくださいね。
すっきりしたクローゼットの実現は、ハンガーの統一が近道
とにかくすっきりさせたい!という方は、ハンガーを統一するのがおすすめ。
わが家は軽くて洋服がスルッと取れる、無印良品のアルミ洗濯用ハンガーを愛用しています。
数年使っていて勝手に滑り落ちてしまうことはないのですが、滑り止め機能を重視される方はノンスリップハンガーを選んでくださいね。
洋服とハンガーの相性を考えることもとっても大切なので、ジャケットや真冬のコートなどには少し厚みのあるポリプロピレンハンガーを愛用。同じ無印良品なので統一感もあります。
たかがハンガー、されどハンガー。統一してみると実感できるすっきり感、ぜひ味わってみてください。
お気に入りを詰め込んだあなただけのクローゼットに
好きなお店に行くと、洋服はもちろん、その空間にワクワクときめいたことが一度はあるはず。
クローゼットはあなただけの好きな洋服が集まった空間です。
ぜひ毎日の服選びが楽しくなる、あなただけのクローゼットづくりの一歩を始めてみてください。