こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリストプロの 岸上のぞみ です。3階建て2階リビングのお家で、夫と息子と私の3人で暮らしています。
子どもの保育園・幼稚園などの提出書類、納税関係書類、年末が近づいてくると年末調整に必要なハガキなど、一定期間保管が必要な書類たち。生活していると常に何かと出てきますよね。
「あとで必要だから。」とどこかに置いておいたはずが、いざ必要なときに「あれ?!どこ行った?!」と慌てた経験、ありませんか?
今回は必要な書類が必要なときにサッと見つかる、わが家の書類収納の仕組みをご紹介します。
まずは専用の収納場所をつくろう!
前回、「テーブルの上が散らかるのを防ぐ!ダイニング周りの収納ワザ」の記事でも少し触れたように、家に入って着た紙類はなるべく早い段階で、保管が必要か、そうでないものか、分けてしまいましょう。
わが家では、保管が必要、かつ、提出や支払いなど何らかの対応が必要なものには、無印良品のファイルボックスを使い「要対応ボックス」を設けています。
ボックスは、家の中でも毎日使う場所、手の届きやすい場所に置いてあげるのがオススメです。
せっかく専用の場所を用意しても、使いづらい場所だと結局テーブルの上などに置きっぱなしになってしまいます。
わが家の場合、ダイニングやキッチンから3歩程度の収納場所なので、帰宅後、テーブルやカウンターに書類を一時置きしてしまったとしても、その後のボックスへの移動が苦になりません。
引き出し収納とボックス収納。書類収納に向いているのはどっち?
わが家では、書類収納のほとんどにファイルボックスを使用しています。理由は書類を「縦」に保管したいため。引き出しに書類を収納すると、書類が寝た状態、つまり「横」の状態で保管することになります。
上から新しい書類を入れるこの仕組みだと、下の書類がどんどん埋もれて探しにくく、提出忘れに繋がる可能性も。
スペースの関係でボックスではなく引き出しを書類収納に使いたい場合は、できるだけ浅いものを選ぶことで、埋もれる書類を最小限に抑えることができます。
クリアファイルで必要なときにサッと見つかる、取り出せる。
専用の収納場所が用意できたら、もうひと工夫!
ポストに届いた封筒のままだと中身が見えづらく、不必要な書類が混ざっていることもあります。
全て出し、必要な書類だけをクリアファイルに入れておきます。クリアファイルに入れることで、サイズがバラバラな書類も紛失しにくくなります。「ふるさと納税」「年末調整」など必要なグループごとに分けておくと、必要なときに見つけることも、取り出すことも簡単!
保管書類が少ないときはこれで仕組み完成。年末などクリアファイルのグループがちょっと増えてきたな、と感じたときはマスキングテープで簡単にラベルを貼っています。
使うときを考えた、自分のためのひと手間。
ボックスが空になっていないときは、何かしら対応する事項が残っているということ。新しく書類を入れるときなど定期的にボックスの中身をチェックして、支払いや提出の期限が近いものに対応していきます。(この記事を書く際にも来月期限の納付書があったので、「そろそろ支払いしておこう。」となりました。)
書類の整理、収納で何より大事なのは「ためこまない!」こと。書類はたまればたまるほど、お片づけの難易度とハードルが上がり、結果増え続けてしまうというループに陥ります。
不要なものをすぐに仕分けること、分かりやすく使いやすい保管の仕組みをつくることは、他でもない自分のためのひと手間。
「あの書類どこ行った?!」「気づかないうちに支払い期限が過ぎてた!」なんてストレスから、自分を解放してあげてくださいね。