こんにちは!整理収納アドバイザーのすぎたともみです。私は2015年にハウスメーカーで建てた注文住宅に暮らしています。前回、我が家のオープンキッチンをご紹介しましたが、キッチンを居心地よくスッキリキープするためには効率的な収納づくりが欠かせません。今回は冷蔵庫側面と壁との隙間を、収納スペースとして活用するアイデアを3つご紹介します。
冷蔵庫と壁との隙間は何センチ必要?

冷蔵庫は庫内の食品を冷やす際、「放熱板」によって放熱しています。放熱することによって冷却率は上がり、電気効率も良くなります。昔の冷蔵庫は背面に放熱板があったため、本体と壁との間にはある程度の隙間が必要でした。つまり、冷蔵庫と壁との間にきちんと隙間を取らないと、電気代が上がってしまったというわけです。一方、最近の冷蔵庫の放熱板は上部や内部にあるため、側面は5㎜以上、上部は5㎝以上空けるように推奨しているメーカーが多いのです。冷蔵庫の側面に壁との隙間があるご家庭は、このスペースも上手に収納として活かしたいですよね。
1.細々したキッチン小物が多い方には、スリムサイズのストッカー
小物や調味料の収納スペースとして使いたい方におすすめなのは、スリムサイズのストッカー。ホームセンターやネットショップなどで探してみると、棚タイプのストッカーは幅10㎝から見つかります。

こちらは引出しタイプのストッカー(幅18㎝)。深さの異なる引出しが組み合わされている形状です。引出しの深さは収納したいもののサイズに合わせて選びましょう。

例えば、輪ゴムやクリップなどの細々したものには、浅い引出しがぴったり。小物はボックスや仕切りを使いながら収納しましょう。

布巾や調味料などには中くらいの引出しを。上から見た時に見渡せるよう、立てて収納するのがポイントです。

レシピ本やストックのペットボトルなどは、深めの引出しに収まります。重さのあるものを低い位置に収納すると、ストッカーの安定感もアップします。
2.消火器、スティック掃除機など、細長いモノの定位置に
縦長の隙間は、細長いモノ、背の高いモノの定位置にピッタリ。「キッチンにあると便利な細長いモノ」を見つけてみましょう。

例えば、消火器。キッチンは火災が起きやすい場所でもあるので、火の元の近くに置けると安心です。出しっぱなしにしてしまうと見た目が目立ち過ぎるものも、こんな隙間なら存在感が和らぎます。

スティックタイプの掃除機や、フロアワイパーなどのお掃除アイテムをスタンバイしておけば、キッチンやダイニングまわりが汚れた時にサッと取り出せて便利です。
3.冷蔵庫側面にマグネット収納
冷蔵庫の側面にマグネット式の収納アイテムをプラスすれば、収納スペースとして自分好みにカスタマイズできます。その際、冷蔵庫の側面からも放熱はされるので、ゆとりを持った配置にしましょう。

例えば、ゴミの分別カレンダーや買い物メモなど、生活感が出やすい紙類の掲示スペースに。カラフルな書類や手書きのメモも、こんな隙間空間なら貼り出しやすいですね。

子どもからのプレゼントや、お気に入りのポストカードなど、ママの癒しスペースとしてもおすすめ。忙しい家事の合間に、見ると心がホッとするコーナーが、キッチンにあるといいなと思いませんか?

マグネットフックを使えばエプロンの指定席ができます。フックに引っ掛けるだけなので、一日に何度も使うエプロンをパッと取れてサッと戻せます。

先ほどご紹介したフロアワイパーの近くには、取り換えシートをセットすると作業動線がすっきりまとまります。こまめな掃除を習慣化したい方におすすめです。
狭いスペースだからこそ、ここにピッタリな収納を。

いかがでしたでしょうか?狭い隙間もその特徴を生かすことで、空間を有効に活用できます。キッチンの舞台裏で毎日のお料理をサポートしてくれる、そんなスペースを目指して下さいね。