こんにちは。福岡の整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto です。男の子2人と単身赴任中の夫の4人で、3LDKのマンション暮らしをしています。
整理収納といえばおうちの中ですが、みなさんは車の中の収納について考えたことはありますか。車という狭い空間であってもスッキリ整えることで、運転時間や家族で過ごす車内での時間を快適に過ごすことができます。
今回はお家から一歩出て、車の中における整理収納のポイントをご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。
不要なものがないかチェックする
お家の中も車の中も整理収納の基本は同じ。まずは不要なものがないかチェックしてみましょう。コンビニで買ったコーヒーのカップやちょっとしたお菓子のゴミはもちろん、駐車場を利用した後の領収書なども、ついついそのまま置いてしまっていませんか。
車を出るときには、どんな小さなものでも不要なものは、そのままにせずに持ち出すことを習慣にすることが大切です。
また、車に置いておくものは意外と細々したものが多いため、不要なものが埋もれがち。まずはダッシュボードの中からでも一旦全部出して、いるものといらないものを整理してみましょう。
住まいと車内の違い
お部屋の収納について考えるときに欠かせないのが「動線」。人の動きに合わせて収納場所を考えることで、使いやすさもアップしますよね。しかし、車内ではみんなが座っているため、動線はありません。
そんな車内でモノを収納するときに考えるべきポイントは「位置」です。運転しながら取り出したいものは、運転席しながら手の届く場所で、アクション数はゼロに近いように。どこかに到着したときに取り出すのであれば、トランクに。みんなが使うものは車の中心部分に。
このように車に置くモノは、必要としている人が座る位置の近くにあるかどうかを考えてみてみると、自然と収納する場所が決まってきます。
予備のマスクなどの細々したものはポーチなどにひとまとめにしておくと、深さのある収納スペースでもモノが迷子になる心配もありません。そして、探すことがないように、いつも同じ場所「定位置」に置くことも大切です。
仕事の道具はひとまとめに
お仕事で毎日車を使う方は、お仕事道具を置くことも多いのではないでしょうか。車においておきたい仕事道具は、ひとまとめに。カー用品売り場などに行くと専用のケースもありますが、お部屋で使うような収納ケースで十分です。
ポイントは「自立」するもの。そして、ブレーキを踏んだときなどに移動してしまう可能性もあるため、車内を傷つけないためにも角のない柔らかいものがおすすめです。
トランクスペースの使い方
トランクの使い方もそれぞれのライフスタイルによって変わってきます。わが家では、よく大型スーパーへ買い出しに行くため、保冷バッグはいつも車に置いていますが、お仕事でトランクのスペースが必要なことが多く、折り畳めるものをチョイスしています。お仕事だけでなはく、普段からベビーカーを乗せる必要がある方も、スペースの確保が必須ですよね。
逆に、平日に車をほとんど使わなかったり大きな荷物を入れない方は、トランクスペースを確保するということはそれほど意識する必要はないかもしれません。週末に家族でお出かけするときに使うものをひとまとめにしておくと良いですね。
トランクは物置ではないので、必要なものだけ収納することが大切。荷物がすぐに置けるように、それぞれの車を使う頻度や用途から物選びをしたり、収納するモノを考えてみてください。
もしもに備える
座面下などの収納スペースは、使用頻度の低いものを収納するのがおすすめです。例えば、車内に取り残されたときのための必要最小限の非常用グッズ。
雪の降る地域に住んでいたときは、雪で動けなくなったときにエンジンを切らなければならないためコンパクトなダウンやアルミシートを備えていました。
現在住んでいる地域では、猛暑のときに動けなくなったとき、熱中症になるのを防ぐための非常食や水が必要です。夏の車内は大変暑くなるため、車内用の非常水などを一つおいておくと良いですね。
また、小さなお子様がいるご家庭は着替えやオムツなどもあると安心です。私も子供たちが小さいときに何度も車内の着替えに助けられたことか…。このような旅行で使用するケースにまとめておけば、いざというときにサッと取り出すことができます。
いかがでしたか。基本となる整理収納の考え方は同じでも、住まいとは異なる点も多い車内の収納。ちょっとした工夫で車内でも快適に過ごすことができると思います。車をお持ちの方は、ぜひ車内の収納について見直してみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
整理収納アドバイザー Nagisa Okamoto